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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 「なるほど……経緯はわかった。原には俺から報告しとく。俺か原からそいつと母ちゃんに電話して説明すると思う。それでも埒が開かなかったら岡村部長に相談する」

佐々部チーフも時系列は理解したようだが、相手の支離滅裂な言動については理解できない様子だった。私は外回りに行き、いつもなら食べない少し高めのランチを食べる。「顔が見えないオペレーターだからって暴言吐いていいわけないし、友達もパートナーもいない可哀想な人なんだろうけど、人にそんな態度とってたらいつか自分に返ってくるのにね」と思いながら。


 歓迎会当日の勤務中、東堂さんに昨日の変な親子の話をする。

「片言の外国人から津田さん宛に電話きて、席外してるって言ったら罵詈雑言浴びました。それでお母さんに代わって『馬鹿野郎の会社!』って捨て台詞吐かれてガチャ切りくらいました。親子揃って変な奴でしたよ……」

「何があったかよくわからんけど、暴言吐かれて大変だったね……。しかも思い通りにいかなかったら捨て台詞とか……」

と、東堂さんにも同情される始末だった。

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