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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 そのタイミングで佐々部チーフと桐生さんがそれぞれ外回りから帰ってきたので、先ほどの出来事を報告する。

「いやあ、相当な変人ですね……。暴言吐いたり大声で怒鳴ったりすれば自分の要求がまかり通るって思ってるんでしょうけど、それにしても災難でしたね……。次そいつから電話あったら僕に代わってもらって大丈夫ですよ」

と桐生さんに言ってもらい、気分転換に外回りしてきてと指示を受ける。佐々部チーフは津田さんを呼んだ。

「津田くん、飯森さんからメール来た件って、もともとどんなやりとりしてた客?」

津田さんは佐々部チーフの席に行き説明する。

「もともと息子ーー最初の電話口の男性ーーが駐輪シールを貼らずに自転車を停めてて、警告札を貼ってもシールを貼ってなくて、結局は巡回員に撤去されたんですよ。それで『撤去された自転車が高額なものだから、それに準じる額を弁償しろ!』って言ってきたんですけど、『お客様過失による撤去なので弁償はできかねる』と説明しても納得しなくて。こいつが悪いのに理解してもらえなくて、ついに母親まで出てくる始末です」

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