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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 歓迎会があると聞いて楽しみだった。職場の飲み会は初めてだったので新鮮さもある。イメージトレーニングも欠かせなかった。

 

 翌日。東堂さんはライブに行くため休みで、佐々部チーフと桐生さんはそれぞれ外回りに行っている。そのため事務所内には私だけだった。そんなとき、アジア系外国人のお客様からお電話がある。片言で話されていたので、何を言っているのか聞き取りが難しい。

「津田さんいる?」

電話口は若そうな男性で、津田さんを指名する。ところが津田さんは席を外しており、そのことを男性に説明しても納得されない。

「11時に電話したら津田さんは外出中で、13時に戻るって言われたから今電話してる。それでも戻ってきてないってどういうこと? 今すぐ津田さんを連れ戻せないの?」

かなりヒートアップされている様子だ。内線で津田さんを呼び出すも、繋がらない。では原チーフに代わろうと思ったが、原チーフも外回りで事務所にはいない。

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