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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 入社して2週間経ち、佐々部チーフからヒアリングを受ける。

「どう? 慣れた?」

「最初はクレーム電話の対応で苦労したんですけど、今はどうにか慣れてきたかと思います」

状況を話し、佐々部チーフからフィードバックがあった。

「飯森さん真面目な生活だし、自分が電話に出なきゃいけないって思ってるでしょ? でもそんなことはなくて、忙しかったら無理に電話出なくていいし、みんな息抜きでコンビニとかスタバでコーヒー買ってる。俺とか桐生はタバコ吸うからタバコ休憩もしてる。自分のやることさえやってたら外回りも自由にしていいよ」

無理に電話に出る必要はないと聞いて、心が軽くなる。割と自由だとは聞いていたけれど、そこまで自由だったとはと驚いた。


 「実は来週の木曜日、飯森さんの歓迎会しようと思ってるけど空いてる? メンバーは俺と岡村部長、東堂、桐生で。場所はまた近くなったら言うから」

とまさかの歓迎会の話になった。前職では世界情勢の関係で会食ができず、新卒社員の歓迎会などなかったからだ。

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