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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 最初に比べると電話対応にも慣れてきて、お客様から温度感高めの電話があっても交わせるようになったと思う。クレーマーっぽい人からの電話があったときはメモにキャラクターの落書きーーポケモン、ちいかわ、ミッフィー、スヌーピーなどーーや暴言ーー「バーカ、お前はクソか」「世界は自分中心に回ってるわけじゃない」「あーまたお前か」「暇人?」などーーを書いて桐生さんに共有するのがルーティンになっていた。桐生さんも「今日は○○発生してますね」と笑っている。

 クレーム電話はどうにかこなせるようになったものの、入社して間もないのもあって人間関係に馴染めていない気がする。桐生さんと東堂さんの和気藹々とした会話に入っていけず、疎外感があった。私なんていてもいなくても同じだと思うようになる。吉野さんに電話で相談すると、「入社してまだ浅いからっていうのもありますし、気にしすぎる必要はないと思いますよ」と言ってくれた。

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