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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 「この人ややこしそうだし俺が電話しとこうか?」と佐々部チーフが申し出て、東堂さんは佐々部チーフにお礼を言う。グランパーク中央の松本様の件以外は、共用部の問い合わせか他のスタッフ宛のお電話だった。他のスタッフ宛に来たお電話は、該当スタッフがいれば佐々部チーフにもらった座席表をもとに取り次ぎし、いなければメモかメールかTeamsで折り返し依頼をすればよかったので苦ではなかったのだ。

 東堂さんがグランパーク中央の松本様の情報を調べ、顔写真を見ていた。「お母さんと子どもは普通の人っぽいけど、お父さんスーツでバッチリきめてる。しかもお父さんと子どもら似てなくない?」

桐生さんも興味本位で東堂さんのパソコンを覗き込み、「うわ本当だ、全然似てない。お母さん浮気でもしたんじゃないっすかね? それか托卵とか」

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