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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 またある日、昌也の家に奇妙なロゴ入りの洗剤があるのを見つける。そのロゴはねずみ講でお馴染みの企業名が入っていた。昌也にこれどうしたのと聞くと、あっさり例のねずみ講企業の会員証を見せられた。モラハラ、浮気疑惑あり、挙句の果てにねずみ講会員になっている人とはもう付き合いきれないと思った私は、その場で昌也に別れを告げる。友達から始まった恋愛だったけれど、ものの2ヶ月半で終わってしまった。

 それからは就職活動で忙しくしている。旅行業界や航空業界はことごとく受からず、「このままどこにも受からなかったらフリーターになるか、キャバクラや風俗店で働くしかないかな」と追い詰められていた。面接が苦手なので一次面接で落ちることが多かったのだ。そんな私でも5月のうちにインターナショナルスクールから内定を得ることができた。友達はまだ就職活動中だったので、内定を得たことは誰にも言っていない。

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