表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スピカ  作者: 遠藤 敦子
27/132

27

 さまざまなアルバイトを経験する中で私にもやりたいことができた。ゆくゆくは海外に住み、パソコン1台を持っていろいろな場所で仕事したいと思っている。正社員でなく派遣社員を選んだのは適応障害を経験したからでもあったが、夢を叶えるため平日夜の空き時間に勉強したかったからでもあった。


 月日が流れ、いよいよ今日から派遣社員として株式会社ハーモニーハウジングで就業することになる。前夜は緊張しすぎてなかなか眠れず、夜中の4時に起きてしまった。そこから回らない頭をどうにか駆使して、持ち物や服装を確認する。派遣会社から届いた契約書も確認した。

 通常はオフィスカジュアルだが、初日なのでApple Watchとパンツスーツとパンプスで行くことにする。初日は葛西さんも同行くださることになり、最寄駅で8時50分に合流する予定だ。オフィスに行くのは職場見学以来なので緊張する。うちは雰囲気いいよと佐々部チーフが言っていたが、果たしてどうなのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ