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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 岡村部長による圧迫面接が終わると、佐々部チーフによる業務の擦り合わせが始まる。佐々部チーフには

「うちクレーム対応多いけど大丈夫?」

「繁忙期は1〜3時間程度残業してもらうけど、対応できる?」

といったことを聞かれた。クレーム対応は前職でもしていたし、独身1人暮らしなので残業も問題なく対応可ということを話す。ただ1つだけ気になったのが、岡村部長の「派遣社員であっても、できるだけ長く続けてほしい。2〜3ヶ月で辞められると困るんだよね」という発言だった。このときは早く次の仕事を決めなければという気持ちから目をつぶってしまったのだけれど、私は後に後悔することになる。


 岡村部長による圧迫面接もあり、不採用だろうなと思っていた。不採用なら不採用で早く他の職場も見てみようとも考える。しかし21時ごろに葛西さんから電話があり、先方が私に是非来てもらいたいと言っているとのことだった。落ちたと思っていたので意外な結果だ。

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