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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 コーディネーターに紹介されたのはマンション管理会社だった。男女比でいうと男性が8割で、年間休日は125日とのこと。休みもとりやすく、自分の仕事さえしていれば外出も可能で、人間関係もよいそう。


「ただお客様からのクレーム電話がやや多いのですが、そこは大丈夫そうですか?」

コーディネーターから念を押すように言われる。条件面はいいのだが、クレーム電話があって耐えられない人もいるようだ。インターナショナルスクール時代に保護者から様々なクレーム(前任者を連れ戻してほしい、うちの子の英語が上達しないのは先生の教え方に問題があるからでは、今月末で退学したいので月謝を返金してほしい、など)を言われたことがあるので、そういったことへの抵抗感はなかった。

 社内選考に入り、数時間後に男性担当営業ーー葛西さんというらしいーーから詳細確認の電話が入る。

「コーディネーターからもすでにお聞きしているかと思いますが、クレーム対応することになる可能性もあります。その辺大丈夫でしょうか?」

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