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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 これで実際の勤務に向けたイメージトレーニングはもう大丈夫かと思う。今のインターナショナルスクールは休職期間が2ヶ月までと決まっており、それ以降は復職か退職のどちらかを選ばなければならない。今まで休職した職員で復職した人はいないと、高橋部長は言っていた。


 受診日になり、主治医に現状と復職の迷いについて話す。適応障害の原因となった田崎マネージャーのいる現職に戻っても、また何かあったら体調を崩して迷惑をかけるのではと不安だった。それならば今の職場を退職して、正社員ではなく契約社員・派遣社員・アルバイトなどで仕事を探してみてはどうかと主治医に提案される。

 次は非正規雇用で働いて、もし大丈夫そうならシフトを増やすかWワークするか正社員に戻るかを選ぶことにしようと決めた。高橋部長に主治医と相談した内容をメールし、「大変申し訳ないのですが、この状態で復職してまた体調を崩して迷惑をかけたくないので退職させていただきたいです」と送る。

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