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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 そんなときに支えてくれたのが6歳上の男友達・昌也だった。週に3回程度、仕事終わりに家まで来てくれる。手は出してこないものの、「俺じゃダメなの?」と聞かれることもあった。ピーターの代わりなんてどこにもいないという気持ちがあり、心の中では「お前じゃダメなんだ」と思っていたが、そんなことは言えるわけもない。

 失恋の傷が癒えてから改めて昌也に告白され、断る理由もなかったので告白を受け入れる。最初の1ヶ月はすごく仲良しだった。しかし付き合って1ヶ月を過ぎてから、昌也が豹変する。

 どう豹変したかというと私を見下すような発言が増え、「こんなことも知らないの?世間知らずだな〜」と嘲笑われた。この時点で別れたいと思ったが、1人になるのが怖くて別れたいと言えないままになる。生理中で性行為ができないと言うと不機嫌になり、風邪をひくと「うつすなよ」と言い放たれる。私に内緒で前の彼女ーー本人は友達に戻ったと言っているーーと連絡を取っていることもわかった。

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