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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 受診日当日を迎え、猛烈な吐き気に襲われる。もう横になりたいという気持ちしかなかった。近くにいる駅員さんに声をかけ、救護室がないか尋ねる。吐き気がすることを伝え、予約時間まで駅の救護室で横になって休むことになった。これからどうしようとかメンタルクリニックで何を言われるだろうかとか、そういったことを考える余裕はなく、ひたすら休むことにする。


***


 ついにメンタルクリニックに足を運ぶ。見渡す限り、若い人から年配の人まで老若男女問わずいろいろな患者が来ている。それだけ生きにくい時代になってきているのだろう。

 名前が呼ばれ、カウンセリングルームに入る。中に入るなり涙が溢れて止まらなくなり、カウンセラーさんにティッシュをもらう羽目になった。うまく話せない状況のため、あらかじめ書いておいたメモを見せる。カウンセラーさんは私の話を聞きながらメモを取った。次は医師の問診になるのでしばらく待つよう言われる。

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