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私はようやく、ノアなら信用してもいいかなと思えるようになった。私の家で4人でパーティーしていたのだけれど、ジェニーとジャスミンはそれぞれ彼氏が迎えに来て帰っていったのだ。それで私とノアは2人きりになり、ノアが話を切り出す。
「元彼のこともあって、もう一度恋愛するのは怖いと思う。でも俺はずっと好きだったんだ。俺のことをどう思ってるか、聞かせてほしい」
他の男性は苦手だけれど、ノアは信用してもいいと思っていたので、そのことを私はノアに伝えた。
「男性が怖いっていう気持ちもあると思うけど、俺たちならきっと大丈夫。誰に何と言われても、ずっと守るから」
ノアにそう言ってもらえて嬉しかったのもあり、私はノアを信用してみようと思う。
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ーー4年後
私はカレッジを卒業し、そのままカナダに移住した。仕事も在宅ワークを続けている。結婚も恋愛ももうしたくないと思っていたけれど、今や結婚して3歳の娘・ジュリーがいる。