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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 結局その件が田崎マネージャーの耳に入り、休日に個人携帯に説教電話が来た。「あなたはあの子がクラスに馴染めるように努力したの?」「もっと柔軟に対応してあげたらよかったんじゃない?」など50分も叱責を受ける。彼女が1人になっているときは他の子に声をかけて一緒に遊んであげてと声かけをし、外国人の先生がいるときは彼女の横にいるようにしたと話しても、「それだけじゃ足りなかったんじゃないの?」と言われてしまう。

 この人は従業員を守る前に客の肩を持つ人なんだと思うと、今後何かあったとしても田崎マネージャーには話せなくなる。例え客側が無茶な要望を言ってきたとしても、それはできないとは言わずなんでも聞いてしまう人なんだと。録音する気力も、労基署や弁護士に相談する気力ももう残っていない。

 業務量の多さや保護者からのクレーム対応に疲れ切っていたが、田崎マネージャーからの50分間の叱責電話がとどめをさす。出勤途中で涙が止まらなくなり、勤務中もふとしたときに涙目になる。

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