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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 「あー見つかって良かった。これでやっとお前と一緒になれる。次はずーっと離さないからな」

ダニエルがそう言って服を脱ぎ、上半身裸になった瞬間……ーー。ピンポンとインターホンが鳴り、「警察だ! 開けろ!」という声がした。堪忍したダニエルがドアを開けると、警察官数名・ジェニー・ジャスミン・ノアが立っている。ジェニーとジャスミンは私の無事を確認できて安堵すると同時に、涙を流していた。ノアは怒りで体が震えており、今にもダニエルに掴みかかりそうな勢いだ。警察官の前なので理性で怒りを抑えているのがわかる。

 隙をついてダニエルが部屋から逃走した。ノアと警察官で手分けして追いかけ、あっさり確保される。私は女性警察官から事情聴取を受けた。幸運にもダニエルが服を脱いだときに警察が到着したので、性的暴行は受けていない。それでもスタンガンを当てられたことや睡眠薬を飲まされたこともあり、病院で診察と手当を受けた。

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