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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 あれからジェニーの言葉が脳裏をよぎり、私はノアを意識するようになった。本人の前では普通に接するものの、恋愛対象として見られているって本当だろうかと思うことが増えたのだ。それで仕事がなかなか手につかなくなることも。

 家で仕事をしていても考え事ばかりしてしまうので、私は気分転換で外に出ることにした。

「見つけた。やっと会えたね」

後ろから男性の声がしたので振り返ると、学生時代に付き合っていたダニエルが立っていたのだ。私と付き合っていた頃にはなかったタトゥーが入っており、別れてからの数年で何があったのかと思うほど老け込んでいる。

「なんでここにいるって……」

そう言いかけた途端、ハンカチで口を塞がれ体にスタンガンを当てられた。全身の力が抜け、地面に倒れ込む。それと同時に眠気に襲われたので、睡眠薬を飲まされたようだ。私が倒れ込んだのをいいことに、ダニエルから無理やりワゴン車に連れ込まれてしまった。

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