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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 エリーのインスタを怖いもの見たさで覗くと、ティムとのいろんな写真や動画が出てくる。みんなでキャンプしている写真や空軍の制服を身にまとったティムに後ろから抱きつくエリーの写真があった。また、ホテルでティムに誕生日を祝ってもらった様子がわかる写真ーーベッドに28という数字の風船があったので、28歳の誕生日であることは容易にわかったーーやキスをしている動画も見つかる。

 それでもコールセンターでの勤務中は平静を装った。エリーのインスタでの投稿内容を思い出し、吐き気が込み上げる。トイレに駆け込んで嘔吐した。が、ここで早退してしまうと迷惑がかかることと時給に直結することから、定時まで勤務する。

 無理をしながらも、どうにか定時まで頑張って働いた。帰り道、ノアとばったり会い、向こうから声を掛けられる。ノアも仕事終わりとのことだった。最初は普通に立ち話をしていたけれど、気づいたら私はぽろぽろ涙を流していたのだ。

「大丈夫? 何かあった?」

それに気づいたノアが私に声をかける。

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