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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 在宅ワークだけでは社会との繋がりが絶たれてしまう不安もあり、私は日系企業のコールセンターで短期間のアルバイトを始める。シフトが木曜日だけなのと3ヶ月間だけと期間が決まっていたのもあり、クレーマーに理不尽なことを言われたとしても気が楽だった。

 幸いにもコールセンターでは同僚に恵まれて、働きやすいと思う。クレーマーに怒鳴られたときはメモに落書き&「バーカ、お前はクソか」と書いて、オペレーター同士でどんな奴だったかネタにしていた。そう、ハーモニーハウジングでの派遣社員時代に桐生さんや東堂さんや大西さんとクレーマー客の悪口で盛り上がっていた頃のように。

 そんなある日のことだが、ティムのお姉さんがインスタのストーリーに写真を載せていた。ティムの横に姉妹ではない女性がいて、後にティムの彼女であることが発覚する。お姉さんは彼女をタグ付けしていたので、彼女のアカウントに容易に移ることができた。エリーという名前で、化粧品販売員として働いていることがわかる。

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