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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 「その後も、私やいろんな子にコスメ貸してくださいって言って借りてた。アイブロウとかはまだいいとして、リップとかマスカラとか直接触れるものは貸せないって言ったけど。私は結愛ちゃんにアイシャドウとチークを貸して、パッケージを見ながら『ベル・スチュアート……。好きです……』ってコメントされたっけ。それはまあいいとして……」

人様の家のお風呂を借りていただけではなく、捺未やいろんな人から化粧品まで借りていたとは。しかも人の化粧品のパッケージから、何のブランドかまでチェックしていたなんて……。私はもう、驚きが隠せなかった。

「私『体調悪いんだったら早めに帰った方がいいよ』って言ったんだけど、それでも帰らなくて女子だけの2次会にも行きたいと……。2次会の帰りに、結愛ちゃんからなんて言われたと思う? 『捺未の家に泊まっていい? 一緒のベッドで寝たい』って。私は男か、私はあんたの彼氏か、って心の中で思ったよ」

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