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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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114/132

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 約束の日がやってきた。ジェニーと初めて会ったスターバックスで合流する。韓国系の若い女性と、黒髪の若い白人男性も一緒にいた。女性は27歳で、ジャスミンという。彼女は映画制作アシスタントとして働いている。男性はジェニーと同い年の24歳。名前はノアといい、アパレル販売員として勤務している。

 バックグラウンドがそれぞれ違う私たちだけれど、初対面からすぐ仲良くなって意気投合した。カナダに来た理由、将来の仕事のこと、それから恋愛の話もする。ジェニーとジャスミンにはそれぞれ彼氏がいて、ノアには特定の彼女はいない。私は学生時代のことーー束縛された一方で相手の浮気が発覚ーーもあり、社会人になってからは彼氏を作らず仕事一筋で生きてきた。ティムの件を相談したかったけれど、言ってもどうにもならないとわかっていたので、何も言わずに胸にしまっておくことにする。


***


 それからというもの、よく4人で集まって遊びに行くようになった。ショッピングモール内のゲームセンターにポケモンのガチャガチャがあり、1人2回ずつ回す。私は1回目でピカチュウ、2回目でイーブイが出てきた。

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