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スピカ  作者: 遠藤 敦子
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 ホームステイからルームシェアに切り替わり、行動範囲も広がっていった。A大学から近い場所にマンションはあったので、A大学の学生さんも同じマンションにいる。ケイトもA大学の大学院に通う学生だ。

 やはり日本人コミュニティーもあり、A大学の留学生たちと仲良くなった。20歳そこそこの若い子たちが友達になる相手が、こんなおばさんでいいのだろうかと不安になる。彼女たちは21歳〜23歳で、中には25歳の男性や29歳の男性もいた。同年代もいたので安心だ。私には友達がいなかったので、現地で友達ができて嬉しかった。

 平日は彼らは授業、私は仕事だったので近所で会わない限り話す機会はない。が、毎週金曜日の夜は誰かの家で宅飲みをしていた。お酒を飲んでいる分、普段できない話ができて楽しかったのだ。

 ある金曜日、25歳の大学院生・光輝の家で飲み会をすることになる。光輝は中国人男性・韓国人男性とルームシェアしているので、光輝のルームメイトも仲間に加わった。私の家は光輝の家から徒歩圏内だったので問題ない。しかし大学生の舞華と結愛は大学から少し遠い場所でホームステイしているのに、終バスの時間を気にする気配すらない。

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