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来世は良い人生でありますように  作者: 三ki
アルタミラ編
91/121

91,裏工作

机の上の書類を一つずつ調べていって約1時間ぐらいが経った頃、オレ達は有力な情報を沢山発見していた。

まず1つ目は今回の戦争の裏で起きていたこと。

実は、ヴァルランダとアルタミラは裏で繋がっていて、多いと思われていたヴァルランダの兵士の内、約5万人がアルタミラ兵士であった。そして、アルタミラはヴァルランダに協力するふりをしていたが、真の狙いはクラントとヴァルランダの潰し合いで、当初からヴァルランダを併合するつもりだったらしい。

さらに驚くべきことが分かった。

ヴァルランダのヴァイセルフ国王がおかしくなり始めた原因だと思われていたヴァイセルフ王家暗殺事件だが、それを起こしたのはアルタミラだそうだ。しかも殺されたのは王妃と王子だけでなく、国王自身も殺されていて、今までずっと影武者だったらしい。だから急におかしくなったのか…

しかも、この作戦には驚くべきことがもう一つあった。

最後にこの作戦の最高責任者の名前があるのだが、その上に”幻覚”の超越者と書かれている。

“幻覚”の超越者 クリス・リィールバン

こんな名前聞いたことがない。

そもそもアルタミラに超越者がいるという話すら聞いたことがなかった。これが本当なら、超越者程の存在を長い間隠蔽していたことになる。そんなことが可能なのだろうか?

そして2つ目、孤児の拉致。

オレ達が昔調査したアリスちゃんの事件もこれに当たる。子どもの頃から徹底的に洗脳して、アルタミラの思うままに動かせる兵士にしたりと用途は様々だ。他にも人体実験などもあった。最近は”スキル”の実験が盛んらしい。全くもって許せない。なんとかあの孤児院の悪事を見抜けて良かった。


まだ全部の書類に目を通せていないのに、これだけのことが分かっている。しかも、これでも結構省略した方だ。

骨が折れるな、と思いながらもオレ達は着々と読み進めていた。


その時、支部長室の扉の向こうから気配が感じられた。

オレとアンとウェアは一斉に感じたようで、3人一斉に扉を見る。そして、それぞれ目を交わしオレは机の後ろ、アンとウェアは扉の両サイドの死角に移動する。

扉の向こうでは、鍵を開ける音が聞こえてくる。

こんな直前まで気配を感じさせなかったやつだ、相当の強さを持つはず…

3人に緊張が走る。

しかし、その扉から現れたのは予想外の人物だった。


「せ、先生!?」



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