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来世は良い人生でありますように  作者: 三ki
世界動乱編
57/121

57,兵力

こちらの兵力はおよそ10万人だ。

その内、ほとんどが一般兵で、主に敵の一般兵と戦ったり、時には残酷に敵の強力な”スキル”使いへの特攻として使われたりする。

その他には、少佐クラスになると、その”スキル”にもよるが1人で一般兵200人分と言われる兵士が100人くらい。

中佐クラスは一人で一般兵500人分と言われる兵士が80人くらい。

大佐クラスは一人で一般兵1000人分と言われる兵士が40人くらい。

少将クラスは一人で一般兵5000人分と言われる兵士が15人くらい。

中将クラスは一般兵では比べることが出来ないとされている兵士が3人(ラスト中将は超越者であるので、中将の中でも頭一つ抜けている)

が今回の戦争に参加している。

ちなみにクラントの全兵力はこの約3倍くらいらしい。つまり全兵力の3分の1もこの戦争につぎ込んでいるということだ。


敵側を”千里眼”で見ているマイク先生によると、敵の兵力は、数だけで言えばこちらよりもかなり多いらしい。大体1.5倍くらいだそうだ。これを聞いて、上は今、作戦を練り直しているそう。

しかし、何故そんなにも兵力をつぎ込めたのか。

ちなみにこちらが大敗するという心配はあまりない。こちらには防衛メイン組約1万も控えているし、防衛メイン組のさらに後ろの街、ローズンには、ガイア中将が最終防衛ラインとして立ち塞がっているらしい。

ちなみにガイア中将というのは”地形生成”の超越者だ。

後から聞いたのだが、オレ達の入学試験の時に、試験用の高い崖を作った人らしい。

とにかく、防衛に回った場合こっちには超越者が2人もいる。

クラントにいる超越者は3人なのだが、その内の2人もだ。

しかし、相手の国にも超越者が3人いる。

その内の何人を今回の戦争に投入しているか分からないが、仮に3人全員が来たとしても、防衛に徹しさえすれば持ち堪えられる。


しばらくすると、上の人達がなんだか忙しそうだった。

何故なのか理由を聞こうとしたが、忙しそうで聞くに聞けない。それに何故忙しそうなのか検討がついてしまった。

少しすると、伝令が飛んできた。

ヴァルランダの兵がついに動き出したそうだ。

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