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来世は良い人生でありますように  作者: 三ki
アリス編
45/121

45,やっぱり怪しい

結局あのまま一晩が明けてしまった。

八方塞がりとなってしまったアン達。

しかし、まだ誰も諦めてはいなかった。

アリスちゃんを助けるために、皆は意見を出し合う。

その結果やはり怪しいのはあの孤児院ということになった。

いや、この結果はあの孤児院の地下に入った者達だけが押した意見だが…

その者達は、”透視”の結果が間違っていなくて、尚且つあの孤児院が黒である可能性を考える。

すると答えはすぐに出てきた。

それは、”スキル”による妨害だ。

なんでこんな簡単なことが思い付かなかったのかと、シトラが自分に憤る。

その”スキル”をいつ仕掛けたのかは、言うまでもなくシトラ達が去った後と、”透視”前までの間であろう。なぜなら、あの孤児院がグレーになった理由が、あの地下に入った時なのだから、あの孤児院を黒とするなら自然とそうなる。

問題は、その”スキル”がどんな”スキル”なのかというのだが、これは、何となく幻系というのしか思い付かなかった。

そして、それがどういう仕組みなのかは実験が必要である。


つまり、作戦はこうだ。

アン達がもう一度孤児院に入り、それを外から”透視”で見てもらう。もし、外から見た時限定の仕掛けならそこで矛盾が生じるし、もし見る者全てに幻を見せるとかだったら、子供に話しかければ分かることだ。

とにかく疑いがある以上やるしかない。

怪しいのがこの孤児院ぐらいなのだから。

この孤児院が白だったらどうするのかとかは、あとから考えれば良いことだ。

ひとまずは、疑わしきは解消だ。

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