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来世は良い人生でありますように  作者: 三ki
プロローグ
4/121

4,転生先での生活

ある一家から男の子が生まれた。

名前はリエル・アイルディア

石田隆也の転生体だ。

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「ねぇ、あなた、この子も軍人にしちゃうの?」

「ああ。」

「私は、この子には平穏に生きててほしいのよ。」

「それはもちろん、オレだってそうだ。オレも今の時代じゃなかったら軍人にならせようとしなかったかもしれない。だが今は危険だ。いつヴァルランダが攻めてくるか分からない。そんな時に生きていくためには、この子を強く育てる必要がある。」


そんな会話が交わされる。

その子供、リエルはまだグッスリと眠ったままだ。

---------------------------

・人には生まれつき”スキル”と呼ばれる特殊能力がある

・”スキル”はほとんどの人間が持っている

・”スキル”を極めることは非常に困難で、究極まで極めた者(超越者と呼ばれる)は極々僅かである

・”スキル”の能力は人それぞれで、その能力がどんな能力かを判別する方法はなく、幼児期に自然と使うのを待つしかない

・”スキル”には、レアなものやありふれたものはない


ということをオレ、リエルは4歳の時に父から教わった。と同時に地獄の修行が始まった時でもある。

オレの”スキル”は”サイコキネシス”だ。物を取ろうとした時に自然と使ったことで判明した。

父によると、”スキル”とは生まれつき持っているものなので、赤ちゃんからすると、息をするのと同じようなものらしい。


父の修行メニューは、主に”スキル”の修行と身体能力の強化だ。身体能力と”スキル”は掛け算みたいなもの、と父は言っていた。ちなみに”スキル”の修行というのは、その能力を限界まで使って尚使おうとするという単純な修行だが、これがかなりしんどく、何度辞めようとしたことか分からない。

だが、それでも辞めなかったのは、オレは父と母が大好きだからだ。

父は、修行中こそ怖いが、普段はとても優しいし強い。

それに、今の危険な時代で生きていくためにオレを強くしたいという考えを、オレは理解しているからというのも大きい。

母は、いつも優しくて、ご飯がとてもおいしい。

オレは修行の後で、3人で食事をするのが大好きだ。


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