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来世は良い人生でありますように  作者: 三ki
ルーグラン校編
25/121

25,自己紹介

今日は待ちに待ったルーグラン校の入学式だ。

オレはルーグラン校の門の前に着く。

改めて来ると、試験の時とは違う緊張を感じる。

(えーと、Sクラスの教室は…こっちだな。)

オレは事前に案内されたところへ行く。

オレは集合時間の20分前にルーグラン校に着いたのだが、合格者が235人もいるので、当然時間が被ることもある。なので、何人かと一緒に登校したのだが、オレ以外はみんなAクラス以下だったようで、オレ一人だけ違う道を行くことになり、少し注目されてしまう。

試験の時にあれだけ自ら目立っててなんだが、少し恥ずかしい…


オレは教室に着いた。

教室は試験の時に使ったところよりは小さいが、9人が使うには大きすぎる大きさだ。

すると、中にはアンとウェアがすでにいた。やっぱりあいつらは早いな。

「早いないつも。集合時間の何分前ぐらいに来てるんだ?」


「40分前。」っとアンが言う。


「1時間前だ。」っとウェアが言う。


アンはまだ分かるのだが、ウェアは流石に以外だ。オレより遅くても全然おかしくないキャラをしているのに、なんでそんなに早いんだよ…


「なんでそんなに早いんだ?」オレがそう聞くと、


「え?普通じゃね?」っと2人が声を揃えて言った。

絶対にオレの方があってるはず……


オレ達の他には、6人がすでに来ていた。つまりオレが最後に来たということだ。

(え?本当にオレの方がおかしいの?)

最近の出来事の中で一番不思議なことだ。

まあ、とりあえずオレは席に座った。

席は縦に3席、横に3席の全部で9席ある。

オレの席は一番右の真ん中の席だ。

前の席には白髪の女の子が座っていて、後ろがアンだ。そして斜め前にはウェアが座っている。おそらく受験番号順だな。


オレが席について少しすると、教師が1人入ってきた。


「なんだ。もう全員揃ったの。まだ入学式まで時間があるし、先に自己紹介でもしちゃおうか。まずは私から。

私の名前は、マイク・ワンダーソウル。このクラスの担任です。よろしく。”スキル”は”千里眼”です。影で悪いことしててもバレるからね。」


っと口調からいかにも優しそうな教師だ。黒髪でメガネをかけていて、戦闘タイプよりは頭脳タイプだな。


「それじゃあ、こっちの席から自己紹介してくれるかな?」


そう言って、オレの前の席の女の子を指した。

女の子は「はい。」っとだけ言って立ち上がると、オレ達の方に振り返り、


「シトラ・オーケニアスです。”スキル”は”氷結”です。仲良くして下さると嬉しいです。よろしくお願いします。」


っと短く言って一礼し、座った。まあこういう時って何言うか迷って結局大したこと言えないよなぁ。

外見は、白髪のショートで、細い体型だ。印象としては、真面目そうってぐらいかな。

(あ、次はオレの番か…)

オレは立ち上がり、みんなの方を向く。


「えー、リエル・アイルディアです。”スキル”は”サイコキネシス”です。これからよろしくお願いします。」


そう言ってオレは席に座った。

結局、ほとんど何も言えなかった。本当にこういう時はどういうことを言えば良いのか…

そして、アンとウェアが同じような感じで自己紹介する。

次はオレの左隣の席の男の子だ。

すると、軽く席を立ち、


「ルビア・アドランスだ。”スキル”は”炎上”。これからよろしく頼む。」


そう言ってすぐに座る。それにしても自己紹介からいきなりタメ語か。まあ同級生だし全く問題はないのだが、なんとなく気が強そうだな。

外見は赤髪のアップバングだ。

次にその後ろの女の子が立ち上がる。


「ティアラ・レミーレインです。”スキル”は”ネクロマンサー”です。早くみなさんと仲良くなりたいです。気軽に話しかけて下さい。これからよろしくお願いします。」


っと言って一礼して座る。クラスに1人はいる中心人物的な存在か。印象としてはすごく優しそうな感じだ。

外見は黒髪のロングで、綺麗なアクセサリーをしている。

次は一番左の席の一番前の女の子だ。


「イリア・パーカーヘイルです。”スキル”は”ライフル”です。遠くからの狙撃が得意です。これからは皆さんと誠心誠意頑張りたいと思います。よろしくお願いします。」


っと淡々とそう言って座る。なんとなくだが、とても厳しそうだ。かわいいというよりはカッコいい系の女性で、茶髪のベリーショートだ。

次はその後ろの男の子。


「えーと、ソラ・エリュシオンです。えー、”スキル”は”バリア”です。えー……よろしくお願いします。」


っと言って一礼して座る。なんとなくというか、字面からすでに気が弱そうだ。

外見は若干白みがかった茶髪のマッシュだ。

最後にその後ろの男の子。


「イドラ・スーフェミランです。”スキル”は”ドラゴン”です。若干ですが火を吹けたりします。これからよろしくお願いします。」


っと言って座る。さっき言ったクラスの中心人物的な存在の男バージョンという感じの印象だ。

外見は金髪のソフトモヒカンで、赤いブレスレットをしている。

とりあえずこれで全員か。印象の濃いやつばっかりだな。


「うん、これで全員だね。みんなこれからよろしくお願いします。それじゃあ、ちょうどそろそろ入学式の時間だから、第一訓練所へ行こうか。」


オレ達は入学式への準備を始めた。

これから、オレの華々しい学校生活が始まる!!


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