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来世は良い人生でありますように  作者: 三ki
ルーグラン校編
12/121

12,入学試験(3)

最初の試験が終わり、オレ達は最初に集まった広場に戻った。ここの広場には受験番号1〜2500番の人がいる。なので、他の会場に知り合いがいる人は他の会場のことを聞いたりしているのだが、オレ達にそんな人はいないので、他の人達の会話に耳を傾けることにした。


「お前ってどこだっけ。」


「オレのところは第ニ訓練所だよ。」


「そっちはどうだった?」


「オレのところは、主に”スキル”の試験だったんだけど、規格外のやつが1人いたなぁ。」


試験は全会場同じだと勝手に思っていたが、会場によって違うのか。ていうことは全5会場で、5つの試験をする感じかな?

オレはまた2人の会話に耳を傾けた。


「その規格外のやつってどんなの?」


「氷使いの女だよ。今まで見た中で一番すごかった。それにすげー可愛かった。オレも凍らされたいわ。」


「あそ。

そう言えばオレのところにも規格外のやつが3人いたな。」


「お前はどこだっけ?」


「オレは第四訓練所だよ。オレのところは一対一の勝負をする試験なんだけど、その3人の相手がかわいそうなぐらいなすすべなく敗北していったからなぁ。しかも、そいつら3人とも友達らしくて、なんかオレ達とは住む世界が違うなって感じだったな。」


多分オレ達のことだ。やっぱり褒められると素直に嬉しい。アンとウェアも喜んでいる様子だ。

それにしても、第二訓練所の氷使いってどんなやつなんだろう。オレ達と同等レベルのやつはやはり気になる。

ちなみに、全5会場の試験の内容は、第一訓練所は身体能力の試験,第二訓練所は”スキル”の試験,第三訓練所は総合力の試験,第四訓練所は総合力(2)の試験,そして第五訓練所は総合力(3)の試験らしい。

(総合力の試験多すぎだろ…)

っとオレは心の中でツッコミを入れた。


「試験まだまだあるね。帰れるのはいつかな?」


っとアンが言ってる。確かに最初の試験が終わっただけだが、もうすぐ正午になりそうだ。帰れるのはかなり夜遅くになるんじゃないか?


するとここで、オレ達は次の試験に呼ばれた。

次の試験会場は第三訓練所らしい。

一つずつ数字が若くなっていくのか。

ていうかペーパーテストはいつやるんだろう。

まさかしないなんてことは…ないか…

まあいいや、とりあえずは次のことを考えよう。

次の総合力の試験というのはどういうものなのだろうか。

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