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来世は良い人生でありますように  作者: 三ki
世界統一編
118/121

118,侵入

ここはアルタミラの王城、エンヴェルフェン城

ここではアルタミラ兵の指揮を行っていた。


「状況は?」


アルタミラ兵の総指揮官であるロイがそう問う。

ロイは超越者では超越者に近い実力を持っている。

そのため、王の護衛の任務も担っている。


「オンカロでカミナとガイアが対峙している。

ツァンバル、シーテンでは新しく超越者となったリエルが確認されている。

ローズンではこちらがやや押され気味なため、全体で見れば戦況は悪いと言えるが、カミナがガイアを破り次第その戦況はひっくり返る。それにリオンもまだいるしな。」


答えたのは、同じく王の護衛の任務を担っている”幻覚”の超越者であるクリス・リィールバンだ。


「気がかりなのはクラント最強の戦力であるグラムだな。

未だに姿を現さない。」


2人が話していると、1人の兵士がロイの元へ報告にきた。


「大変です。リオンさんとの連絡が途絶えました。」


「なんだと、」


「どういうことだ?」


「それが…急に連絡がとれなくなり…

我々にもさっぱりです。

彼女が見つかるとは考えにくいですし、、」


ロイとクリスが焦り出す。

しかしそこへ、さらに悪い知らせが———

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここはエンヴェルフェン城の正門

そこに1人の男が歩いていた。


「おい! 誰だ!? 止まれ!!」


門番がその男に槍を向けて叫ぶが、男はその言葉が全く聞こえていないように、歩調を全く変えず歩いている。


「おい!! これが見えないのか!?」


門番が槍を少し前に突き出す。


「見えてるよ。」


その男は門番の後ろから返事をした。

しかし、その門番はすでに意識を失っていた。


その男は城内をしばらく歩いてから”聖剣”を作り出すと、それを地面に突き刺した。すると、その”聖剣”を中心に城を十分に囲んだ結界が作られた。

その男の名はグラム、クラントの大将だった。

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