表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
来世は良い人生でありますように  作者: 三ki
世界統一編
112/121

112,狂戦士

「それで…どうしますか?」


大将室では、兵士がグラムにこの状況をどうするか聞く。


「ローズン平野いる兵に攻撃させろ。」


「えっ? それは幻影だってさっき…」


「一部はな、だが全てが幻影と決まったわけではない。

例えばもし、一部だけが幻影で、一部は幻影でなかった場合、兵を戻らせた場合がヤバい。

だからその時のために攻撃させるのだ。

兵を戻らせるのはそれからでも遅くはない。」


兵士は納得して、急いで連絡の準備をする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なるほど、まず攻撃か。

確かにそれが最善だな。」


グラムからの連絡を受けた中将、バサランは1人で敵の元へと向かう。

“狂戦士化”の”スキル”を持つバサランは1人の方が戦いやすいのだ。

だんだんと敵の元まで近づいていくバサラン。

すると突然、何もないところから銃弾が飛んできた。


「やはりいたか、」


グラムはその銃弾を避け、そう呟くと仲間に信号を送った。

そして自分は”狂戦士化”の”スキル”を解放する。

獣のような雄叫びをあげ、バサランは跳躍する構えを見せた。

次の瞬間、驚異的なスピードで前方へ突進する。

すると、バサランの視界が急に変わる。

さっきまで見えていた敵の姿は見えず、その代わりに新たな敵が見えた。


「なるほど、壁を貼るタイプの幻影だったか、」


その新たな敵は恐怖で叫びながら銃をバサランに乱射する。

しかし、狂戦士となったバサランには普通の銃弾など痛くも痒くもない。

バサランは見える限りの敵を蹂躙する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

その頃、リエル達がいるツァンバルでは、


「なに!? シーテンでも!?」


「はい。先程グラム大将から連絡がありました。

すぐに向かってくれとのことです。」


「…分かった。すぐに向かおう。

グラム大将のことだ。おそらく対策を考えてくれているだろう。

アン、行くぞ。」


「うん。」


そう言い、自分とアンの体を”サイコキネシス”で浮かして、体に悪影響が及ばない程度の最高速度で向かう。

すぐにシーテンに向かおうと思っていたが、シーテンに向かう途中の道にある2人の見慣れた人影を発見する。

すぐにアンも気づいたようだ。


「ティアラ! イドラ! 生きてたの!?」


その2人とは、アルタミラに潜入したが、行方不明となったティアラとイドラだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ