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来世は良い人生でありますように  作者: 三ki
アルタミラ編
100/121

100,ミラー・シャーロット(1)

キラーはアルタミラのことを話し始めた。


「ではまずは、200年前のアルタミラから話しましょう。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

200年と少し前の小国、アルタミラのある村に大予言者ミラー・シャーロットは生まれた。

彼女は”予知”の”スキル”を持っていて、生まれた頃から予知の力を使い、様々な困難を乗り越えてきた。

彼女は生まれた頃から様々なことを予知していたが、まだ1歳にもなっていないため、予知しただけで何も変えることが出来なかった。しかし、それは彼女の予知の力を着々と伸ばしていた。

彼女の家は、貧しい村にあり、お世辞にも富んでいるとは言いにくく、毎日の食糧は父親が獣を狩ってくるか、母親が育てている農作物だけだった。そして、ある日父親が魚を取りにいくために、川に狩に出かけようとした時があった。その時、ミラーは嵐で川が氾濫する予知をした。多少言葉を操れるようになっていたミラーは必死に嵐がくるからと父親を止めた。ミラーのことを全く信じていない父親だったが、ミラーがずっと邪魔してくるため、仕方なく畑の農作物を食べることにした。そしてその日、大嵐が起こり、川へ狩に出ていた同じ村の人は全員行方不明になっていた。これにより、ミラーの能力は周囲に知られることとなる。ミラーがまだ2歳の時である。

これがあったことで、周囲の者達は段々とミラーに頼るようになる。初めは、偶然だと言っていた者達もその的中率を見て段々とミラーを頼っていった。

予言の内容は、大体が天候で、他には狩の成功する場所などだ。細かいことばかりだが、これを続けていったことにより、ミラーのいた村は段々と大きくなる。

そしてその噂は段々と広がっていき、やがては当時のアルタミラ王家の耳にまで入った。

そしてミラーは当時8歳の時に、王城に呼び出される。

そしてこれから起こることについて可能な限りのことを予言させ、それを予言書に書き込ませた。

こうしてアルタミラはどんどんと大国になっていった。

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