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恋なんてもうしたくないのに  作者: すのーきゃっと
2/10

失恋したばかりなのに…

星蘭学園は普通科と芸能科コースがある学園。

だから学園内にアイドルがいるのも普通。

だけど、人気もある人たちは滅多に学校に来れないから普段会えることもない。

それなのに…。


「私、知らなくて…すみません。」


人気アイドルに泣きついて、くっついて涙まで拭ってもらってしまった…。

サーッと青ざめるのがわかる。


「俺が勝手にやったことだ。気にするな。」


そう言ってくれる対馬さん。


「それよりさ、どうしたのか聞いてもいい?あんな泣き方ってどうしたらできるのか知りたいんだけど。」


そう言う対馬さん。

迷惑かけてしまったし


「私、ずっと好きだった人とやっと付き合えたんです。でも、本当はその人本命がいて…」


私の話をずっと何も言わず聞いてくれる対馬さん。

私の話が終わると


「ずっと想ってたのわかっててそういうことするんだな。だったら気を持たせるようなことするなよって話だよな。」


そう言って怒ってくれた。

優しい人なんだな。

見た目クールな感じで冷たそうなイメージがあるけど。

泣き笑いみたいな顔になってしまったがその言葉に笑顔を向けると私の目元の涙を拭ってくれた。


「可愛いのな。」


「え?」


いきなりの言葉にびっくりしている私に


「うーん。名前は?」


「長谷部莉麻です。」


「莉麻ね。スマホ持ってる?」


「え?はい。」


ポケットからスマホを出すと画面に竜馬と二人でうつってる画面でかたまってしまった。

そんな私を見て


「こいつ?」


頷く私を見ると私のスマホを操作して


「ここ見て!いくよ!」


え??

びっくりして見るとパシャっという音ともに対馬さんとツーショットの写真が画面に。


「あ、でも他のやつに見られると面倒だし。」


とか言いながら操作していくと


「よし!できた!いつでも連絡してって言ってもしないと思うから俺から連絡するわ。」


そう言って私にスマホを返してくれた。

スマホの待受画像は“AJ.BOYs”のアルバムのジャケットになっていて、連絡先にはちゃんと登録までしてあった。


私は顔をあげると


「そろそろ時間だから。またな。」


そう言って手を上げていってしまった。


失恋したばかりなのに胸はドキドキして失恋どころではなかった。

対馬彩人さんの連絡先をgetしてしまった。

でも、まさか連絡くるとは思わなかったけどすぐに連絡がきたんだ。

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