表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本連邦共和国  作者: トースト
第1章 
7/40

A大陸国家

日本連邦共和国とグルーセン王国は国交を結んだ。その内容は領事裁判権を認め,関税自主権の放棄,日本企業の自由進出を認める。というグルーセン王国側が不平等な内容だった。これに対し野党は


「新たな友邦にどうしてそのような対応を取るのか」と批判され大規模なデモまで起きていた。


ただ日本連邦政府はそれを完全に無視していくのだった。


政府は国交を結んだ日には輸送船団を出港させ、10日後には簡易的な港を完成させた。


港を作るだけではなく、コンクリートの道路の敷設,鉄道網の構築など、グルーセン王国のインフラ建設を精力的に行い、2か月後には民間企業はグルーセン王国内に作った日本人街に進出できるようになった


日本連邦はオルツブルクに設置した日本大使館を使ってA大陸国家の情報を集めだすのであった。



グルーセン王国


この国はA大陸(パーク大陸と判明した)に所属しており準列強と呼ばれている。


産業革命がおきはじめており、中世から近世の技術レベルの国家が多いいなか外輪船があるなどパーク大陸国家の中ではかなり技術力が高い。


古くから海上交通によって栄えており人口は1400万ほどある地域大国である。国土面積は約90万km³あり王国ではあるが国王の権利はほぼなく地域ごとの有力者から首相が選ばれ政治をおこなっている。




パーク大陸には大小あわせて100以上の国があるらしく5つの列強国が存在している。5つ列強国があり5年に一回列強国の都市でサミットが開かれているらしい。グルーセン王国も参加しているようだ。




「グルーセン王国との国交開設は成功したようでよかったです。多くの民間人がグルーセン王国に滞在してる中、犯罪対策はできているかね」


酒田首相がたずねる。


「大丈夫かと思います。鉄条網で日本人街全体を囲んで自衛隊が警備していますし、許可証を持つもの以外日本人街から出ることはできません。やってくる他国の商人もグルーセン王国が許可したものだけですし、自衛隊でも荷物検査を行っているので日本人街の治安は本土並みにいいです」


「それはよかった。どこかのタイミングでグルーセン王国と日本連邦自由に行き来できるようにしたいところだが、グルーセン王国の国民はどうな人たちなんだ」


「えっとですね差別意識はないですし、我が国と比べれば治安が悪いですがパーク大陸国家の中ではかなり治安のいいほうらしいです」


「そうかありがとう。先ほどいってた列強国との接触はできそうか」


「いいえ グルーセン王国からの情報なのですが列強国はプライドが高く、今日本が国交開設しようとしてもてきとうにあしらわれる可能性が高いのでしていません」


「そうかそれは残念だ。列強国と接触できれば多くの情報を得られように。ちなみに今はどこと国交開設に取り組んでるんだ」


「えっとですねグルーセン王国の昔からの友好国である出雲国に行く予定です」


「出雲国?なんか日本っぽい名前だな」


「とても不思議なのですがグルーセン王国によると出雲国は我が国ととほぼ同じ言語を使っているらしく」


「だから日本語がグルーセン王国はわかったのか。だが確かに不思議だな全く接点のない国家同士の言語が同じなので、まあグルーセン王国が英語をしゃべっているのだからそんなものなのだろう。それで出雲国とはどんな国なんだ」


「出雲国はグルーセン王国よりも小さな国らしくグルーセン王国より内陸にあるらしいです産業革命はなく他国にはみられない特徴的な文化をもっていることから観光先として人気のようです。興味深いのは武士という特権階級があるらしく・・・」


「言語だけでもなく文化まで似ているのかそれはますます興味深いな」


「まあ外務省にはお疲れと言っておいてくれ、転移事変からいろいろ仕事が増えすぎて大変だろう」


「わかりました」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ