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日本連邦共和国  作者: トースト
第1章 
6/40

交渉

LCACから落ろした自動車に揺られながら町へと向かっていく。


「意外と道は整っているな。コンクリートではないがしっかり土も固められているようだ」


道路幅10mと広めであり、しっかり土で固められている。


多くの騎馬や馬車が行きかってるのでかなり重要な道路であるようだ。


グルーセン王国の騎兵に先導される形で自衛隊の車は騎兵の速さに合わせてゆっくり進んでおり、周りの騎馬や馬車に乗っている人々は自衛隊に奇異を見る目を向けるのであった。



数時間ほどたってグルーセン王国の首都オルツブルクにたどり着いた。


上陸した町から40kmほど内陸に位置しており、近代的な蒸気を利用する工場などが所々に見えちょうど産業革命がおき始めたいるようであった。


外交交渉は町の中央部分に位置する赤レンガの建物で行われた。



「グルーセン王国外務局副長官のグテレスです。よろしくお願いします」


「日本連邦共和国特使の宮沢とその補佐の神崎です。こちらからもよろしくお願いします」


「質問から初めて申し訳ないのですが 使ってる言語が違うのに理解できるのですか」


グールセン王国は少し違うがイギリス英語をつかっているのである。


日本側は理解できるがグルーセン王国が日本語を理解ができるの不思議であった。


「えっとですね。あなた方が話している言語が我が国の友好国が使っている言語とかなりにていたためですね。なぜ同じ言語を使っているのか疑問です。それより日本国という国は初めて聞きました。どのような国なのですか」


「日本はもともとあなた方の世界にいませんでした。5日前あなた方の住む大陸、我々はA大陸と呼んでいる大陸が地球に転移してきたのです」


「はい?意味が分からないのですが」


「本当のことです。そのことを理解してもらうためにもこちらのものを見てください」


神崎がバックからアイパットを取り出す。


「いまから日本連邦共和国について動画 まあ動く絵のようなものを見てもらいたいとおもいます。幸いのことにあなた方の言語の動画も存在したので見やすいかと思います」


「人口が2億超え! なんだこの建築物は」


流されている動画をみて驚きまくっているグテレスさんをみて笑いそうになる二人だった。


30分ほどの動画を見終わったグテレスは驚きすぎて疲れてるように見えた。


「あなたがたの大陸が我々の世界に転移したというのを理解できたのでしょうか」


「なんとなくわかったのですが、日本が我々の世界に来たということはないのでしょうか」


「いいえちがいます。詳しくは説明できないのですが、あなたがた出現した瞬間を確認しております。


「はあなんとなくわかりました。ではあなた方が望むものは何なのでしょうか」


「われわれが望むものは国交の開設です。そしてわれわれはA大陸の国家のことが何もかもわからないのでそれについて情報をもらうことです」


「国交開設は我々としても望むものなのですが、どのようなものでしょうか」


そう不安そうに聞く。


相手は自国と圧倒的国力差のある国家であって、宮沢らが親切そうだからってどんな不平等な要求が出てくるかわからないからである。


「完全に平等ということはできませんね、ただいきなり我々に従えとかは言いませんよ」


「ではなにがのぞみですか」とおそろおそるきく


「領事裁判権,関税自主権の放棄,日本企業の自由の進出を認めてもらう条件の国交開設です。これらを認めてもらえればあなた方の国で大規模なインフラ開発及び産業支援をおこないますよ」


我が国でおきた日本人の犯罪をさばけない、関税自主権もない、そして日本企業の進出は自国の産業が厳しい状況に陥るだろう。


それでも日本によるインフラ開発,産業支援きわめて魅力的だ。


「大変重要な話なので上と相談したいので時間の猶予をもらえませんか」


「全然かまいませんよ1週間後再び訪れるのでそれまでに決めてくださいね。ほかの国に行くことも可能ですがせっかくはじめてであった国なので仲良くしたいですから。あとこのipadはあげますよ。ただ分解はして自分たちで作れるようになろうとか企まないようにあなた方が理解できる仕組みではありませんから」


 

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