表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本連邦共和国  作者: トースト
第1章 
30/40

日本連邦の方針

準列強のトリエステ帝国をたやすく打ち破ったとして一躍有名になった日本連邦は今だ異世界からやってきた謎の多いが強力な国家としてパーク大陸内では覚えられるようになる。


世界会議も終わり、多くの国家と国交を開いたことでパーク大陸の情報をかなり集まるのであった。官邸では総理と総理秘書によって極秘の会議が行われていた。


「パーク大陸についての調査報告はこれにて終わります」福田秘書が酒田総理に説明を行っていた。


「パーク大陸についての概要はわかった。これからどうする計画なんだ」酒田総理が聞く。


「何とも言えません。我が国はトリエステ帝国を打破したおかげである程度の影響力をすでに確保することに成功しています。今戦争で手に入れた権益を保持し、パーク大陸を資源の供給地をしたいと考えています」


「資源の供給地か。日本大陸でもある程度の資源はとれるがそれでも採掘できない資源は多いからな、それらを比較的近いパーク大陸で手に入れられることはかなりのメリットだな」酒田総理が頷く。


現実世界よりも数倍巨大なこの世界では輸出入で輸送コストが大きな問題であった。


「はい。それに今まで多くのレアメタルを中国に頼っていたため、リスク分散的にもいいものがあると思います」


日本連邦は基本的に中国と関係性があまりよろしくなく、以前からレアメタタル,アースの依存が問題だとされていた。実際アメリカのF35に使われたいくつもの精密機器に中国産の鉱物が使われていたのだ。


「気になってたのだがパーク大陸は市場としての価値がかなりあると思うだが、実際どうなんだ」酒田総理が質問する。


「パーク大陸は人口が日本連邦並みにあると予測されますが、文明レベルが数世紀分遅いので経済規模自体はそこまで大きくないです。ただそれでもまったく手つかずの市場としては十分の大きさですし、これから文明レベルが上がれば一層市場規模が大きくなると予想されます」


「市場価値としてはかなりあるというか。多くの日本企業が進出してもらいたいものだな」


「ただ以前から言ってますが、パーク大陸の国家は一部を除いて法整備が整っていない場合が多く、安全な交易を行うためにも、一部の国家を除いて民間企業の自由の移動は禁止すべきです」


「やはり法の整備がネックなのか。とはいえ現在はグルーセン王国日本人街のみでの交易を認めてるが、法整備の整ってきたグルーセン王国,トリエステ王国でも認めてもいいかもしれない。他列強国にも進出したいところではあるうがそれはまだ先の話になりそうだ」


「またほかの地球国家がパーク大陸国家と交易をおこなう可能性があるので注意が必要です。今のところパーク大陸国家は日本連邦しか接触していませんが、そのうち中国など近隣国家国交を開くでしょう。実際ヴェルバドル連合はすでに探索艦隊を出港させているようです。言い方は悪いですが地球国家にはパーク大陸は日本の勢力圏だと示す必要があるかもしれません」


日本連邦にとってパーク大陸はかなり近く、大陸内に軍事基地でも作られたら大きな安全保障上の脅威になることが予測された。地球国家がパーク大陸国家とつながるのは防ぎたかったし、せっかくトリエステ帝国と戦争してまで手に入れた影響力を捨てることなくパーク大陸を自国の勢力圏としたいという思いが強かった。


手法は違くても地球国家の多くはそれぞれの国家近くに出現した文明を自国の勢力圏に入れようと躍起になっており、少しづつだが勢力圏が出来上がりつつあった。


ただ文明が進んでる出現した国家もいくつかあり、それらの新国家は他の出現国家と戦争している場合もあり、ヨーロッパでは出現国家との戦争が起きていた。


世界中で戦争が起き、多くの国家が勢力圏拡大にいそしんだこの時代を後の人々は新植民地時代と呼んだ。










今話で第2章最終話とさせていただきます。1年近くにわたって読んでもらいほんとありがとうございます。


第3章ですが、いまだ展開を全く欠けてないことに加え新連載を始めたので今月いっぱいは投稿できないと思います。ほんとすいません。


新連載の「海上都市ほうらいは異世界に転移しました」https://ncode.syosetu.com/n8579hm/読んでもらえたらうれしいです。今後ともトーストをよろしくお願いいたします


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ