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日本連邦共和国  作者: トースト
第1章 
21/40

遠征2

綿密に計画された自衛隊による攻撃は圧倒的であった。


空自によって敵飛行戦力を壊滅状態に追い込み、グルーセン王国に上陸をたくらむトリエステ帝国海軍は事前に察知した海自艦隊により海に葬りさられことになり、空と海を両方とも完全にトリエステ帝国から奪取した自衛隊は手厚い空海自による支援のもとついに進軍を開始しはじめた。


「師団長からの命令だ敵軍はオーラント川向こうまで戻り陣地を再構築できるよう撤退している。我々第4戦車大隊を含む第一機甲師団は敵軍が撤退を完了する前に包囲殲滅している。第一機甲師団は二手に分かれオーラント川北方 南方に向けて進軍する。スピードが命だ。後続なんて気にするな」


第一機甲師団は第1、2大隊 第3、4大隊に分かれオーラント川に向けて北方 南方にむけて200両近い戦車らが快進撃を続けるのであった。


第一機甲師団は主に10式 90式戦車によって構成されており、どれも戦後に開発されたものなのでここまで大規模な部隊運用をするのは初めてであった。


また最後に経験した戦争から60年近くたっているの自衛隊装備の多くが初の実戦使用である場合が多く様々な問題がでたが、開発部によって改善されることととなる。


まあ前線から次から次へと装備不備を指摘され開発部はその忙しさに発狂することになったらしいが、開発途中の装備を検証することができ技術者たちは歓喜したのであった。


第一機甲師団は全く舗装されていない岩,木,雑草で投げ倒していき森林,平野,砂利道を時速50kmものスピードで踏破していくのであった。


オーランド川にまでたどり着いた各戦車大隊はまだ撤退できてない敵軍を包囲するようにそれぞれ南方,北方に進軍するのであった。


ただ多くのトリエステ帝国軍はすでに撤退を成功し陣地構築を行っているようで、いまだ撤退できていない敵軍の多くは足の遅い負傷兵が主であった。


それでも散発的にゲリラ戦がおきることが予想されるため、戦車大隊の上空で散開する陸自ヘリと空自戦闘機によって強力な索敵網が作られ残存する敵軍が次々と発見していくのであった。


オーラント川というのはグルーセン王国を東西に二分し幅1kmを超えるところもある大河であったため自衛隊でもそう簡単に渡河することはできないのである。


トリエステ帝国軍は事前に準備してた軍船で撤退を行っており、川幅が広すぎるため陸自施設課でもどうにかできるようなものでもなく川にも入れる海自の小型船を待つことになる。




そんなこんなでトリエステ帝国軍は川沿いに防御陣地を構築しているのであったが、当たり前だが渡河しなくても攻撃手段はいくらでもある。


数時間後には空自戦闘機,陸自ヘリによってほぼトリエステ帝国軍は殲滅されるのであった。

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