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日本連邦共和国  作者: トースト
第1章 
20/40

遠征1

日々何千人もの兵士を収容できる巨大施設連日連日建設される。


オルツブルク空港は連日,拡張工事が行われている。


この工事には前線から避難してきたグルーセン王国民を大量に雇用した。


貨物船から次々とコンテナが下ろされていく。


もちろん自衛隊のための装備も多くあったが、グルーセン王国のための支援物資があった。


グルーセン王国は大規模な疎開を行ったため生産力がガタ落ちし物資が困窮していた。


そんな中,物資不足で困窮する町々に向かい自衛隊員その手でグルーセン王国民に乾パンやベーコンなどの保存食やドライフルーツやカイロ、ティッシュ、防寒着、アルコール消毒液など様々な日用品を配った。


グルーセン王国には存在しないようなものばかりでそのおいしさ,機能性に多くの王国国民は感動したそうな。


日本連邦が派遣すると発表した軍隊の規模は、総勢7万人にも上りかなり大規模なものであった。


「あの行動の遅い日本が」と多くの地球国家は驚いたのだが、グルーセン王国からしてみたら相手は数十万もの兵を運用しているトリエステ帝国に対し本気で戦う気はあるのかと落胆したのであった。


日本連邦宣戦布告から1週間前ほどたつと連日次々と建設した基地に大量の自衛隊が収容されていく。


日本連邦各地から精鋭の航空隊や巨大な輸送機が次々と着陸していく。


基地内では各自衛官はこれからのことを考えて緊張しながらも、運動や読書など好きなことに時間を割いてるのであった。


そんな中グルーセン王国軍が壊滅したという知らせが来る。


自軍の壊滅の知らせ届いたグルーセン王国軍は焦りに焦り自衛隊の本格参戦を求めた。


だが自衛隊は計画を崩すして行動することは大きなリスクになると拒否し、王国政府を困らせることになる。


グルーセン王国本格参戦要請の5日後自衛隊は戦闘を開始する。




「グルーセン王国から陸自,空自の本格参戦の要請を受け、364計画の許可を」


統合幕僚長が364計画と太字で大きく書かれた分厚い書類にサインを求む。


「わかった。364計画を許可しよう」


防衛大臣は筆を手に取り名前と年月 時間を書き記した。


このたった30秒にも満たない時間でトリエステ帝国の運命は決まってしまったのだが、それに気づくものはトリエステ帝国側に存在しなかった。




2024年6月26日グルーセン王国日本人街基地会議室には突如谷田陸将もとい谷田派遣軍最高司令官に呼び出された者たちが集まっていた。


そこに集まっていたのはニ等佐官以上の派遣軍幹部だけでありこれから重要な会議を行うことは誰の目にも明らかであり、緊張感に包まれていた。


「皆集まったようだからこれから話を始めるしよう。私は対トリエステ帝国戦にて派遣された全自衛隊最高指揮官に任命された谷田である。これから対トリエステ帝国作戦の概要を説明するが最重要機密であるためであるため心して聞くように。外に漏らすような不届きものがこのなかにいるとは思えないが、油断して情報を抜き取られないよう身の回りはきょうつけるように」


2035年6月26日グルーセン王国日本人街基地会議室には突如谷田陸将もとい谷田派遣軍最高司令官に呼び出された者たちが集まっていた。


ニ等佐官以上の派遣軍幹部が集まっており、これから重要な会議を行うことは誰の目にも明らかであり、緊張感に包まれていた。


会議場は一層緊張感に包まれるなか谷田最高司令官は話し続けた。


「今会議は364計画の第一段階であるトリエステ帝国軍撃滅作戦説明を行う。ニュースで知ったものが多いいかもしれないが先日2024年6月25日に364計画が発動された。ほとんどの情報は隠されており対トリエステ帝国計画としか公表されていない。対トリエステ帝国軍撃滅作戦 以後対ト作戦の呼称する。対ト作戦はグルーセン王国にこれ以上侵攻させることを防ぎ、トリエステ帝国軍を壊滅させることで攻勢意欲をそぐことを目標にしている。具体的な戦略だが・・・・」



「敵攻撃再び アントワール少尉の飛竜に激突 墜落していきます。これ以上任務の続行は不可能です。今すぐ撤退しましょう。いまなら生き残れるかもしれないです」そう副官が叫ぶ。事実自衛隊機によるミサイル攻撃によって次々と味方飛竜は撃墜されていく。40頭以上いた飛竜中隊の半分以上は撃墜され20頭にも満たない数しかいなかった。


「将軍からの命令はまだ残っている。敵の攻撃が激しくなっていくといるということは敵基地は近いということだ全機高度を下げ低空飛行しろ。敵に見つかりにくくするんだあと少しで敵基地につくぞ」


そういった後隊長機を先頭に高度を下げるため飛竜大隊は急降下していく降下しながらも自衛隊による攻撃を受け続け降下が遅れた飛竜は容赦ないミサイル攻撃によって撃墜されていくのであった。



「こちら前線司令部。敵飛竜をロスト 低空飛行をしているようだ。なんとか肉眼で見つけられないだろうか」


「こちら第16飛行隊隊長である。残念ながら敵飛竜を発見は望めない。最終発見位置的にそちら前線司令部に向かっているようである。気をつけてくれ」


「了解。第16飛行隊引き続き敵飛竜の警戒を続けるように」


「は わかりました。通信を終わります」


自衛隊が進出したばかりのパーク大陸ではまだまともにレーダーを建築されておらず、それを補うため多くの飛行隊 早期警戒機を派遣したものも、死角となるところは依然多くその防空体制は不十分であった。



「あと少し あと少しだ」必死に手綱を握りながら隊長は叫ぶ飛竜中隊は普段は決して出さないほどのスピードをだしながら超低空飛行をしており、一瞬でも油断したものは地上の障害物にぶつかり肉片へと変わっていった。


「20時の方向 人口建築物が見えてきまたした。敵軍の旗が掲げられてます」


「よくやったぞ敵基地は目の前だ」


あと数百メートルもないところで飛竜中隊は急上昇を始める。


飛竜中隊は半壊しながらもついに自衛隊基地にたどり着いたのであった。


「なんなんだこれは」


隊長の眼前には恐ろしい光景が広がっていた。


広大な基地内には様々な形をした鉄の怪物たち コンクリートによって作られた無機質な巨大建築物。そして建造物の周囲を張り巡らされた鉄線。



「時間がない各自敵基地の写真だけでも取るように」


自衛隊基地の異様な光景に圧倒されていた隊長だが我に返って言い放つもともとは爆弾も搭載していたのだだが残念ながら敵攻撃を回避するためとっくのとうに捨てていた。


結局のところ自衛隊機による攻撃ですべて飛竜は撃墜されてしまったがたった1人の中隊員だけは生き残り自衛隊機の写真はトリエステ帝国上層部に届けられることになる。



「なにがおきているのだ。意味が分からないぞ」


「閣下なんども言っていますが本当のことです。40個の飛竜基地のうち6割が敵軍の攻撃により壊滅しました。また上空で警戒 偵察を行っていた飛竜200頭のうち約120頭が敵攻撃によって撃墜されました。現在も敵攻撃がつづけられており、どこまで被害が拡大するか・・・」


将軍は顔を真っ赤にしながら激怒している。


「敵攻撃何なのかわかっているよな」


「敵が巨大な鉄の塊をすさまじい速さでぶつけることで攻撃してくるということまではわかったのですが、いかんせん速すぎまして現状の手段では敵攻撃を防ぐことはできませんでした」


「怒ってるだけじゃどうしようもならない、敵の攻撃を防げないんだったら飛竜を山や森におおわれている基地に移動させるんだ。貴重な飛竜をこれ以上失ってしまうのは防ぎたい。また野砲 装備 人員など順次敵に見つけられにくい場所に移動するよう」


「はっ わかりました」


そういって将軍の側近は天幕から出ていった。


「なにが起きているのだ、今までのグルーセン王国との戦闘ではこんなことはなかったのに・・・ はぁ日本連邦の自衛隊しかなさそうだ。あの無能外交部め よくわからん国家と戦争しやがって被害が出るのはうちらなんだぞ」


将軍はそう吐き捨てるのであった。



馬をも超えるスピードで空を飛行し口から吐く炎で敵飛竜と激しく空中戦を行い、搭載した爆弾で敵陸軍攻撃できる飛竜は歩兵を恐怖に陥れ空の王者と呼ばれていた。そんな飛竜を次々とミサイルを使い撃破し、敵基地を壊滅させていく姿を見て現地民は戦闘機をこう言うようになる。


「空の殺戮者」と・・・



















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