表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本連邦共和国  作者: トースト
第1章 
11/40

記者会見

「我が国はグルーセン王国との安全保障条約よりトリエステ帝国に対し宣戦布告いたします」


「1週間前からグルーセン王国とトリエステ帝国間では戦争が起こっており、トリエステ帝国は日本人街に侵攻することを明確しておりました。同時に我が国はトリエステ帝国に対し1週間以内に戦闘を停止するように要請しましたが拒否されたため宣戦布告いたしました日本連邦は現在劣勢のグルーセン王国に全面的に支援を行い両国協力しあいトリエステ帝国の侵略に対抗するかまえです」



数時間前突然政府が重要な発表をおこないますと言われ集まった記者たちはもともと何が発表されるのかそわそわしていたのだが首相がトリエステ帝国に宣戦布告すると言い記者らはかなりざわざわしてしていた。


「静粛にこれから質問をおこないます」


質問ときき記者らはすぐに静かになり真剣な顔になった。


「A新聞の人どうぞ」


「はいA新聞社会部記者の宮崎です。今回日本連邦共和国は初の対外戦争なのですが総理はどのように考えておりますか」


「日本連邦共和国の既得権益を守るためトリエステ帝国の侵略に強く反発し抵抗する構えです」一拍おいて総理が話す。


「次どうぞ」


「Sテレビの谷川です。トリエステ帝国侵攻から日本連邦参戦までの1週間、日本連邦政府は何をしていたのですが」


「はい。初めに言った通りトリエステ帝国への最後通牒のほかに、もし拒否された場合宣戦布告するかどうかの閣議,グルーセン王国との情報交換及び日本連邦の友好国へのトリエステ帝国宣戦布告の伝達などをしていました」


数十年ぶりの対外戦争でおいて外務省は各国の説明へと回っており、大変の忙しさであった。


「次どうぞ」


「Bテレビの技術部の本田です。日本連邦共和国初の対外戦争ということですが、戦争相手であるトリエステ帝国との戦闘はどのようなものになると予想されますか」


「はいトリエステ帝国は産業革命を起こしたばかりであり、200年近くの技術差があります。飛竜など不確定要素はありますが自衛隊が圧倒していくでしょう」


「次どうぞ」


「D新聞経済部の中森です。トリエステ帝国との戦争により経済統制が行われることはあるのでしょうか」


「経済統制をおこないう予定は全くありません、ただしA大陸付近への民間船の接近は安全のため制限する予定です」


戦争というと第二次世界大戦のような厳しい経済統制をおこなわれるのではないかと想像してしまうが、そんなことすれば国民から批判は避けられないので行われるわけなかった。


ほかにも様々な質問があったが割愛するとする。


日本連邦共和国がトリエステ帝国に宣戦布告するということが発表されてすぐ新聞の号外がだされ、次の日の新聞 テレビ


トップニュースとなった。国民の反応は様々であったが


政府が悪いわけではないと理解しながらもやはり戦争と聞くと拒否感が強く好意的に思っているものはそこまで多くなかった。


またあるメディアが行ったアンケートでは4割の人が反対 3割の人が賛成 残り3割の人がよくわからないという結果であった。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ