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6 乱闘です!乱闘が始まってしまった!

赤部選手はその衝撃で背中から床に叩きつけられてダウゥン!

これは強烈(きょうれつ)一撃(いちげき)です!

そして間髪(かんぱつ)入れずに赤部選手のドテッ腹にジャンピングエルボォッ!

これもきれいに決まったぁあああっ!

これは見事な連続攻撃ですね茲ノ井さん?」

茲ノ井「そうですねぇ。

しかもいずれの攻撃も一撃必殺の破壊力を持っていますので、赤部選手のダメージははかり知れませんね。

このまま立ち上がるのは困難かも知れませんよ?」

妻木「あぁっとぉっ!

しかし彼女は仰向(あおむ)けに倒れている赤部選手をうつぶせに引っくり返し、背中に馬乗りになった!

そして彼のあごを両手で抱えて目一杯持ち上げて

・・・・・・これは、これはキャメルクラッチだぁあああっ!

赤部選手の体が逆L字型にへし折られているぅうううっ!

たまらず赤部選手は右手で彼女の右腕をタップします!

ギブアップの意志表示です!

おぉっとしかし彼女はそれを受け入れる様子はありません!

怒りに任せて両腕に力を込めています!

このままでは赤部選手の体が本当にへし折れてしまうぞぉっ!

おぉっとぉっ!

ここで隣の部屋で盗み聞きをしていたレポーターの高田さんが、たまらず赤部選手の部屋に乱入して彼女を止めに入ったぁっ!

その姿はプロレスのレフェリーのようだぁっ!

しかしうゎああっとぉっ!

その高田レフェリーののど仏に、彼女が強烈な空手チョップをお見舞(みま)いしたぁっ!

たまらず後ろによろける高田レフェリー!

彼女は赤部選手のキャメルクラッチを()いて高田レフェリーの前に立ちはだかる!

そしてうぉおおっっとぉ!

そのまま空中に飛び上がって高田レフェリーの顔面(がんめん)にドロップキックゥウウウッ!

これも見事に決まったぁああああっ!

その衝撃(しょうげき)で高田レフェリーの体がフワリ浮き上がる!

彼女はすぐさま立ち上がり、すかさず高田レフェリーの背後に回り込んで両手を腰に回した!

そしてそのまま抱え上げて空中に舞い上がったぁっ!

これは、これはまさかの・・・・・・

フライングバックドロップだああああっ!

決まったぁああああっ!

高田レフェリーは延髄(えんずい)から床に落下!

そのまま大の字になって気絶した様子です!

これはスリーカウントを数えるまでもないでしょう!

決まり手はドロップキックからのフライングバックドロップです!

何と美しいコンビネーション技でしょう!

いかがですか⁉解説の茲ノ井さん!」

茲ノ井「いや~、私も解説人生の中でこんな大技(おおわざ)にお目にかかったのは初めてです。

そもそも解説自体が今日初めてです」

妻木「茲ノ井さんも絶賛の彼女の美技(びぎ)

一方の赤部選手もそんな彼女のキャメルクラッチで完全に気を失っています。

何という圧倒的(あっとうてき)な強さ!

もはや向かう所敵無しであります!」

茲ノ井「本当に素晴らしい戦いを見せてくれましたね。

彼女こそチャンピオンベルトを巻くのに相応(ふさわ)しいと思います」

妻木「解説の茲ノ井さんも太鼓判の彼女の見事な戦い振りでした!

そして彼女は赤部選手の顔を右足で()みつけ、そのまま部屋から出て行きます。

もうここには二度と来る事はないでしょう。

解説の茲ノ井さん、最後にこの試合の総評(そうひょう)をお願いします」

茲ノ井「彼女のおっぱいが見たかった!」


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