三題噺第25弾「戦争」「竜」「燃える才能」
“竜”と“戦争”をしかけて半世紀。
“燃える才能”を持った若者がいた。
その若者は数々の竜を倒し、英雄となっていた。
ある時、エルダードラゴンと呼ばれる古竜と対峙した時、エルダードラゴンはこう言った。
「小僧、何故我らと戦うのか」
若者はこう言った。
「竜が人間に危害を加えるからだ」
「先に手を出してきたのは人間からだ」
とエルダードラゴンは言う。
半世紀も経つと、どちらが原因かがわからなくなっていたようです。
「ここに休戦協定を申し込む」
燃える才能を持った人間は、エルダードラゴンと休戦協定を結ぶと言いました。
エルダードラゴンは了承し、竜と戦争をすることはなくなりました。
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