雪女との出会い
ノリとテンションでやっています。
話の本筋がずれたり面白くないと思われるところがあるかもしれませんがどうぞよろしくお願いします
風が髪をなびかせる
僕は屋上で何かを渇望するように空を見ていた
救われたい
死んで楽になりたい
だけど自ら死ねない
羨ましい
自ら死ねることが
どうやったら死ねるのだろうか
その時ドアが開いた
私は振り向かずそのまま見知らぬ人に外を見て喋りかけた
「普通なら入れないのに何の用ですか?わざわざ開いているのを確認せずに入ってくるなんて何者なんですか?」
「立ち入り禁止区域に入ってるお前のほうが問題だと思うが?」
ごもっともである
その人は私の後ろへ来た
危機的意識から私は後ろを振り向いた
そこには雪女が…きゃあぁぁぁ(笑)
雪女じゃなくて雪男…あっ違う
麗しい生徒会長だ
「なんで生徒会長がここに?」
「何故、お前が無断で屋上に入ってきてるのか先に話せ」
この人見た目儚そうなのに、中身めちゃくちゃ怖い
これこそギャップなのか?
「嫌だな〜空いてたから入ったんですよ」
わかりきったことを
というような挑発するようなニュアンスで話してみた
「そんなことわかっている!そんなことよりもなぜ入ったかの理由を聞いている!」
何故か、少しイラついている
あー僕のせいか
「死にたかったからって言えばいいんですか?」
「ふざけるのも大概にしろ」
私が相手だとやりづらいのか、「はぁ」とため息をついた
「とりあえず生徒会室にこい」
「はぁ!?」
体中が凍りついた
え!もう退場なの
復讐も嫌がらせも物足りない
「とりあえずこい」
そういうや否や会長は私を連れてずるずると歩き始める
「いやー」というように暴れ始めるが会長はビクともしない
私の言葉は奈落へと消えていった