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ちかずくな!関わらないほうがいいと思うのだか?!
「死ぬな!」
若いか男がフェンスの上に座る女に言った
無骨なビルの屋上だけが日常から切り離されていた
「私は要らないんだ…必要ないんだから…
いなくても一緒なら死んじゃえばいいだ!」
そう言って彼女は重力に従って落ちていた
こんなドラマを想像してた自分に思わず嘲笑する
今だに救われたいなんて思ってるなんてバカミタイ
救われるはずがないのにねー?
僕は桜が嫌いだ
人々の幸せそうな顔を見ると吐き気がする
僕こと坂田 咲はこの満開に咲く桜の中に佇むこの私立高校の1年だ
この高校はいいとこの息子や娘たちがくる有名な学校
そんなところに入れた両親達に復讐するためにも“幸せ”を滅ぼすためにも僕を犠牲にして他人の高校生活を潰す
そう決意した
死なない事を祈る