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エルハイミ-おっさんが異世界転生して美少女に!?-  作者: さいとう みさき
第九章
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第九章9-4第七層の入り口 *

おっさんが異世界に転生して美少女になっちゃうお話です。

異世界で力強く生き抜くためにいろいろと頑張っていくお話です。


お姉さま‥‥‥ (ぽっ) (イオマ談)

 9-4第七層の入り口



 「もう何が何だか‥‥‥」


 

 イオマが頭抱えてる。


 あたしはホクホク顔でショーゴさんの解体したアースドラゴンの肉を岩塩で処理している。

 シェルは背中に生えていたキノコを採取している。



 感覚的には一ヵ月くらい経ったかな?



 ここはイージム大陸の大迷宮第六層。

 凶悪なモンスターや妖魔が出没する危険なダンジョン。


 今までにもいろいろと危険なモンスターは多々出現した。


 しかしあたしたちにとっては指先一つでダウンできる程度!

 たまに気持ち悪い虫系のモンスターが出るけどそれ以外はあたしたちのご飯!


 今も美味しいと言われているアースドラゴンをせっせと解体している。



 「お姉さまたち、もうそのくらいでいいのでは? 最近食べ過ぎですよ??」



 シェルのポーチにもだんだん獲物が入りきらなくなってきた。

 最近は美味しいモンスターを残してまずいモンスターは捨てるほどのこのダンジョン内での食生活は向上している。


 「だけどイオマ、せっかくの美味しいお肉ですわ、無駄にしないようにしてあげないと倒されたアースドラゴンも浮かばれませんわ」


 「いえ、お姉さま、最初の攻撃が通用しないで危険を感知して逃げ出そうとしたアースドラゴンをショーゴさんの『あれは旨いらしい』の一言で追い詰めて抵抗むなしく圧倒的戦力で瞬殺してたじゃないですか?」


 「自然は時に残酷なの、生きていくためには他の命をもらうしかないわ、だから感謝していただかないと」


 キノコを採ってきたシェルはそう言ってキノコにほおずりする。


 「これが珍味アースドラゴンのキノコね! 普通のキノコよりずっとおいしいらしいわ!! 最近肉ばかりで胃がもたれてたのよ。こんな所でこんな珍味が手に入るなんて! これは焼いて良し、煮て良しらしいから味わって食べなきゃね!!」


 ‥‥‥ちょっとシェル、そのキノコにうっとりとほおずりする絵柄は倫理的に非常にまずい気がするのはあたしだけ??


 そう思っているのにキノコにキスまでしている。

 そんなあたしたちにイオマはため息をついている。



 「あの、最近思うんですけどおいしそうなモンスターばかり追ってませんか? この階の探索より狩りの方が優先されてませんか??」



 「それは気のせいですわ!」


 あたしはすかさずびっと人差し指を立てる。

 そしてこれには深い訳があることを解くと説明する。


 「いいですの、この階には確実に食べられるモンスターがいますわ。もしここで十分に食料調達できないまま次の階に行って万が一食べれるモンスターがいなかったらどうしますの? またロックリザードの生活に逆戻りですわよ!! だからこうしてしっかりと準備をしているのですわ!」


 あたしの説明にしかしイオマはジト目のままだ。


 「お姉さま、最近肌の色つやが良くなってますよね? もしかしてウエストもきつくなっているのではないでしょか?」



 あたしは頬に一筋の汗をかく。

 そ、それはぁ~。



 「こ、これは下の階に行くために十分な体力をつけているのですわ! う、ウエストはほんのわずか、ちょっとだけですわ、きつくなったのは!!」


 「お姉さま、そこにお肉付けないであたしの胸にお肉付けてくださいよぉ。約束忘れてませんか?」



 ぎくっ!



 あたしは乾いた笑いをする。


 「お、おほほほほ。い、イオマ、教えた体操は毎日していますの? あれは重要ですわよ、毎日続けないと効果がありませんわよ!」


 「でもエルハイミ、あれって効果低いって言ってなかったけ? 確実に大きくするにはティアナの時みたいにマッサージが効くんじゃなかったの??」



 おいこらシェル!

 何余計なこと言ってるのよ!!

 あんな恥ずかしい事イオマに出来るわけないでしょうに!



 あたしが内心焦っているとイオマがゆら~りと立ち上がって前髪を垂らし瞳が見えない表情で両腕をだら~んとしてあたしに近づいてくる。


 

 「お・ね・え・さ・まぁ~?」



 「ひっ! い、イオマ、落ち着いてですわ!」


 しかしイオマはあたしにがばっと抱き着いてきて涙目で言う。


 「ひどいです! そんな胸を大きくする方法知っているのになんであたしにしてくれないんです!? そんなに効くマッサージならすぐにでもしてください! さあ、今すぐ!!」


 泣きつくイオマは何故かあたしの胸もついでに揉む!?


 「ちょとっ、い、イオマやめなさいですわ!!」


 「いーえ、やめません! お姉さまがそのマッサージと言うのをやってくれるまでやめません!」


 「試しにしてやったら? エルハイミのマッサージは特にいいらしいわよ~」



 シェルっ!

 何で火に油を注ぐようなことばかり言うのよっ!!



 イオマはいよいよあたしの胸に顔をうずめてグリングリンしながら怒っている。


 「お姉さまぁ! やってぇ! あたしにも胸大きくなるマッサージやってぇっっ!!」


 「わひゃっ! い、イオマ駄目ですわ! そんなに胸を揉まないでくださいですわぁ!!」


 しばらくそんな攻防が続き仕方なしにあたしはイオマにマッサージをする羽目になった。



 * * *


 

 しかし‥‥‥


 流石にシェルやショーゴさんの目の前でやるわけにはいかない。

 だからシェルたちに食事の準備は任せてあたしはイオマを向こうの壁で見えないところまで連れていく。



 「お姉さま、なんでこんな所まで来るんです?」


 「それは今からマッサージをするからですわ。流石に人前では恥ずかしいでしょうですわ?」


 イオマは小首をかしげている。

 しかしあたしはそんなイオマの上半身の服を脱がせ始める。



 「えっ? ええっ? お、お姉さまマッサージするのに裸になる必要があるんですか??」



 手慣れた手つきでイオマの服を脱がせながらあたしはイオマの胸当ても外す。

 

 「刺激を与えるにはやはり直接の方が良いのですわ。さ、始めますわよ。イオマ、私にもたれかかってくださいですわ」


 そう言ってあたしは岩の上に座ってイオマを手招きする。

 イオマは恐る恐るあたしの前まで来て背中を向けてあたしに寄りかかる。

 後ろから抱き着くような格好であたしはイオマの小さな胸に触れる。



 「ひゃぁんっ!」



 イオマがかわいらしい悲鳴を上げる。

 そしてあたしは手慣れた手つきでイオマの胸をマッサージし始める。


 

 あたしはその昔のティアナを思い出していた。

 


 あの時はゾナーとの勝負で二人してあれやこれやといろいろな事をして胸を大きくする方法を探った。

 最初は純粋に勝負の為に仕方なしにやっていたけど、そのうちあたしのティアナに対する本当の気持ちに気付き告白した。

 ティアナはもちろんあたしを受け入れてくれてあたしたちは晴れて相思相愛になった。


 そしてティアナの胸は勝負する頃には十分大きく育って余裕の勝利をおさめ、その後も目指せアテンザ様でティアナの胸をもっと大きくするためにあたしたちは‥‥‥


 思わずにへらぁ~っと顔が緩む。


 今ではティアナの胸なんかあたしの手に収まらないくらい大きくなってアンナさん並みになっている。

 

 ああ、ティアナ、待っててね、あたしはきっとここを抜け出してティアナのもとに帰るから!!




 「エルハイミ、ねえ、エルハイミってば聞いてるの? そろそろイオマ許してあげないとまずいわよ?」



 いきなりかけられたシェルの言葉にあたしは我に戻る。

 

 「シェ、シェル? 何時からそこに??」


 「何言ってるのよ、だいぶ長い時間待ってやったのに向こうから呼んでも全然反応ないから心配になって来てみたらイオマがすごい事になっちゃってるじゃない? そろそろ許してあげたら?」


 シェルに言われてあたしは改めてイオマを見るとぐったりとしている



 ‥‥‥あー、これは。



 「お、お姉さまぁ~、もうゆるしてくださぁ~ぃぃ」



 あたしは額に脂汗をびっしりと浮かばせてシェルを見る。

 シェルはにやにやして赤くなっている。

 その顔には「エロハイミ!」と言う無言のヤジがはっきりと見て取れる。



 ‥‥‥やっちまったぁ!



 「おねぇさまぁぁぁん!!」


 「い、、イオマ、落ち着いてですわ!ほ、ほら、マッサージはもう終わりですわぁ!!」


 その後イオマを落ち着かせるのにかなりてこずった。



 * * * * *



 「貯えも十分にできた、下への道も見つかった。主よ第七層に行くが準備は良いか?」


 「ええ、良いですわ‥‥‥」


 「お姉さまぁ~」


 「アースドラゴンのキノコは絶品だったわね! できればもう少し欲しい所だけど仕方ないわね」


 あたしたちはあの後すぐ近くで下の階層に続く道を見つけた。

 記録上ここから先は未踏の地。



 やたらと引っ付いてくるイオマを押しのけながらあたしたちは気を引き締めていよいよ下の階層に向かうのであった。



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