94話 買い物に行こうと思うんだが
94話です! かなり短いですがきりの良い所なのでここでいったん区切りました。次回は最低2500文字くらいいけたらいいなあ。
「カイ、殴られそうになったと言っていたが、怪我はなかったか?」
「はい、殴られたわけではありませんので」
「そうか、なら良かった」
心配そうに聞いてくる父親に怪我が無い事を伝える。
「どうやら怪我がなかったようで私も安心したよ。折角の無礼講で怪我など起きてしまっては構わないからね。パーティーはそのまま続けるのでこれからも楽しんで欲しい」
パーティーは続行か。まあ、このくらいでは止めないよな。でも、避けないで殴られていたらこのくらいで済んでいなかったから避けて良かった……そういえばあのやる気のなさそうな少年が見当たらないな……逃げたのか? 目撃者が多数いるから逃げても無駄だと思うのだが……。
「カイ、今日の所は近くにいなさい。次に巻き込まれたりしたら不味いからな」
「はい」
父親の言う通りまた騒ぎを起こしたりしたら途中で帰る羽目になりそうだ。俺としても目立ちたくないから近くにいた方が良いか。今持っている食べ物は……父親と一緒に行動しながら食べればいいかな。
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父親と一緒に行動しながら食べていたらパーティーが終わった。厄介事は起こらなかったからどうしたのだろうかと思ったらパーティーは数日にかけてやるらしい。パーティーを数日って……貴族も大変だな。
宿に戻る途中父親が兄さんたちにコールディ伯爵の怒鳴り声が出た経緯を話すとかなり怒っていた。怒ってくれるのはありがたいのだが、馬車に乗っているとはいえ、夜の道で大声で起こるのは迷惑になるから止めて欲しい。後、馬車が動いているの中で立つと危な……あ、マインズ兄さんが転んだ……。
宿に着くと明日の予定を父親から聞いた。どうやら明日も夕方からパーティーをするそうなのでその間は、自由行動となるらしい。勿論、1人での行動は現金であるが。買い物とかしてみたいからイリスに頼んでみようかな。それとも父親に頼んでギルドを見てみるというものもありだな。うーん、迷うな。
翌日、稽古をした後は自由行動らしいので外に行こうと思う。だが、ギルドか買い物か……どっちにしようか。考えていると父親はやる事があるらしく、稽古が終わるとすぐに宿を出た。何をするかは知らないがいないのなら買い物にしようか。イリスは確定として、イネアも普段頑張っているから買い物をしたりして楽しんで欲しいから誘ってみようか。
買い物に行きたいことをイリスに話すと了承してくれたので、外に出る準備をしてイリスが準備している間にイネアを誘う。買い物に行くという事に驚いて子供だけでは駄目ですと言ったのだがイリスも行くという事を伝えるとそれなら行きますと了承してくれた。
イネアを買うこと以外では異世界初めての買い物になるのだからかなり楽しみだ。




