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85話 シンディの魔法なんだが

85話です! 書く時間があまり無かったので短めです。

「カイ―! 見てみてー!」


 珍しく稽古が無い日、部屋に入ってきたシンディがそんな事を言ってきた。いつも通りご機嫌で何よりです。


「シンディ、どうしたの?」

「んとね、魔法見てー!」

「いいよー」


 たしか以前に闇魔法の初級魔法を見せてもらったことがあったが、もしかして新しい魔法を覚えたのかな?


「じゃあいくよー?」


 シンディが手を前にしてから詠唱を始めたので大人しく頑張っている姿を見ていることにする。


「……暗闇!」


 詠唱を終えると掌の所から透き通った紫色をした玉が出てきた。以前みたダークボールは禍々しさがあったのだが今回のは綺麗だな。

 その玉は時々形が少しぶれたり、崩れかかったりしている。魔法詠唱の発音がまだ拙いからかな? まあまだ3歳だからしょうがないと思う。というか暗闇はそこからどう使うんだ?


「どう? 綺麗でしょ!」

「うん、綺麗」

「これをね? こうするの!」


 シンディが玉を俺の方に飛ばしてきた……なぜこっちに飛ばしてきた!? ……座っていたから避けれない!

 

 シンディが放った玉が体に当たった瞬間に視界が無くなった。どうなってるんだこれ!


「何も見えないんだけど!」

「凄いでしょ!」

「凄い……凄いけど! 言ってから使ってよ!」

「んふふー」


 あー、これは人の話聞いてない。まあしょうがないか。……というか暗闇ってこんな能力だったんだな。てっきり一定の空間だけ暗くするのかと思ってた。実際に見てみないと分からないもんだね。……そういえば。


「シンディ、これ何時になったら解けるの?」

「んー? 分かんない!」

「えぇー……」


 そんな適当な……。


「あ、でもママが時間が経てば自然に治るって言ってたよー!」


 ならこのまま待っているか。だけど……。


「シンディ、次から魔法を打つ時はちゃんと言ってからやってよ?」

「はーい」


 ちゃんと言っておかないとね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「え? 魔法を……ですか?」

「うん、魔法を使ってみたくなったんだけど……駄目?」


 シンディが帰った後にイネアに魔法を使ってみたいと頼んでみる。勿論イネアが教えるのは無理だと分かってるけどね。


 なぜ今更そんな事をするのかと言えばシンディが昼間に魔法を使う事が出来るのが羨ましかったからだ。できればシンディと一緒に魔法を使っていきたい。そしてそれが出来ないのはイネアに魔法が使えることを教えていないからだ。……もう転生者のこと教えた方がいちいち配慮しなくて済むかららもう教えた方が良いのかも……でも万が一の事があるからなあ……。もう少し様子を見ておくか。

 


「それは……マリン様に聞かなければ分からないです……」

「じゃあ聞いてみてー」

「かしこまりました」


 ……後で母親に話を通しておこう。相談する前に言っておけという話だが。


「だったらこの本を読んでー!」

「はい、では隣を失礼しますね」


 魔法の本の代わりに植物図鑑を渡しておく。明らかに3歳児が読むものではないが……まあいいだろう。

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