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83話 対人戦をするんだが(下)

83話です! もっと戦闘の描写を上手く書きたい……。

「マインズもフレッツも良い試合だったな。少ししたら俺とカイが模擬戦をするからその間にこれを飲んで休憩していなさい。終わったらまた模擬戦をするからな」


 そう言って出てきたのはポーションだ。兄さんたちは嫌そうな顔をしている。気持ちは凄く分かる。あれ不味いからねえ……。まあ俺も後で飲むことになるから覚悟しておかないとなあ……。


 ともあれ次は俺か……。素振りを頑張ってきたが今度はどこまで付いていけるかな……。成果が出るように頑張らないとな。模擬戦をするまでにまだ少し時間があるから準備体操をして体を温めておくか。……そういえば兄さんたちが何で強くなるのか教えてもらってないな……。まあ模擬戦の後で聞けばいいかな。


「カイ、そろそろ模擬戦を始めようか」


 ある程度準備体操をした所で父親の準備が出来たらしいので自分の木刀を持って父親の前に立ち、木刀を構える。


「それでは模擬戦開始!」


 俺は開始の合図と共に全力で父親との距離を詰めて木刀を振り下ろす。以前のようにバランスを崩すようなことはもうない……と思うので遠慮なく戦えるな。だがここで決まるとは微塵も思っていない。あくまで次の動作への準備に過ぎない。


 父親もその事が分かっているからか半歩下がり避けてから攻撃してくる。その攻撃に俺は体を捻って避けてそのまま追撃する。


 どうやらこちらが避けることが分かっていたようで木刀で攻撃を受け流してくる。ここで木刀を取りに来るので取られないように気を配りながら次の攻撃に警戒する。そして受け流しを終えた瞬間に攻撃が来た。


 想定していた速度よりも攻撃が速いので木刀で防ぐことは無理そうだな。……少しバランスを崩してしまうことになってしまうがしゃがんで避ける。


 そして後ろ……は前回やったので予想されていると思い、横に勢いよく地面を蹴り、距離を開けてバランスを整える。勿論そんな余裕を父親は許すはずもなく俺が距離を開けた瞬間に近づいて来て、さらに攻撃してくる。


 バランスを何とか整えながら木刀で攻撃を受け流す。父親は手加減をしているだろうが木刀に力をかなり入れており、受け流しをすることが難しそうな角度から攻撃しているので受け流しが本当に難しい。


 だがこれでバランスを整えることが出来た。今度はこっちから攻撃しようか。受け流しした木刀の力を利用しながら父親の足を狙う。胴体を狙うよりも足を狙った方が身長からも楽に攻撃が出来るし、父親からしたら逆に狙いにくいだろう。


 父親はこの攻撃も当然のように防ぐが先程よりも少し狙いにくそうだ。だが狙う事は分かっていたので攻撃を続ける。木刀はまだ防がれたままなので足に蹴りを入れる。


「おっと、危ないなあ。だが出来ることをすることは良い事だな」


 やはり防がれてしまったか……油断していたなら入ったかもしれないが……。


「だったらこれはどう?」


 次攻められると負ける可能性が高いので勝負に出る。木刀を足元ギリギリの所に向けて振り下ろす。父親からしたらかなり防ぎにくい場所だろう。父親はその攻撃にジャンプして避ける。まあ避けるのは分かっている。だがジャンプしたところから上に攻撃したらどうだろうか?


「ちょっとその攻撃を防ぐのは辛いな。だがこの程度で一本取られる気はないな」


 父親は木刀を勢いよく振り、対抗してくる。だがその格好では力はあまり入ら……!? 空中で体を捻らせて避ける……だと……。流石だなあ。だがまだ攻撃は終わっていない!


 木刀を手放して父親に向けて全力で飛び蹴りを入れる。父親は木刀を手放すことが予想外だったようで驚いている。だがそれでも父親は足で蹴りを防ぎ、父親も木刀を手放して手を伸ばしてくる……これは防げないな。剣術はまだしも体術は完全に素人なので飛び蹴りでバランスを崩してしまった。無事に着陸するだけに専念するだけで精一杯だ。……体術も覚えるべきだな。これからは体術をちゃんと学んでから蹴りなどを入れていこう。じゃないとバランス崩すだけでなく、いつか怪我しそうだ。


「よし、これで模擬戦終了だな」


 父親は俺の体を掴みそのまま抱っこする形で着陸する。……父親はやはり強いなあ。全然勝てる気がしない。だが父親よりも強くなりたいなあ。 

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