81話 ポーションの違いを見るんだが
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「カイ様、カイ様、起きてください」
……ん、まだ眠い……もう少し……。
「カイ様? カイ様、カイ様ー!」
「うわあ!」
突然の大声に何だ!? と思い目を開けて周りを見渡すとイネアが隣に立っていた。イネアが大声を出したのか? 珍しいな。
「あ、ようやく起きましたね。カイ様、朝ですよ」
「あ、うん……そうだね。おはよう、イネア」
「はい、おはようございます」
部屋に戻って目を瞑り、目を開けたら朝だった件について……すぐ寝てしまう程眠たかったのか。昨日は昼寝と夕食後にもう寝たというのに寝不足になってしまうとは……。
これはポーション作りの時間を考えていかないとな。小さな小屋などがあれば昼にポーション作りが出来るのだがな……。
「もうすぐ食事の時間ですよ」
「……え、もうそんな時間なの?」
「そうですよ。カイ様今日起きる時間が随分と遅かったですが何かありましたか?」
「……いや、何もないよ」
もしかして夜中に起きていた事ばれたかな? いや、ばれたのなら追及してくるか。なら大丈夫だな。だが今日みたいなことが続くと夜中に起きていることがばれるかもしれないな。
「そうでしたか。でしたら私は廊下にいますので何かあったら呼んでくださいね」
「はーい」
すぐに着替えてリビングに向かってご飯を食べていく。今日も頑張りますか。
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稽古をして昼寝をして、夕食を取り、また寝て現在深夜0時だ。昨日と同じように部屋を出てポーション作りをする。昨日から置いてあるポーションにふわりんの魔石を粉々にしたものを入れて、また1日置いておく。そしてもう1本簡単に作って置く。こうして続けることで創薬のスキルレベルが上がればいいな。スキルが上がらなくても実験をしているみたいで楽しい。
そして1時に置くところまで出来たので部屋に戻って早速寝る。このくらいの時間ならもう起こされることはないだろう。これからはこうしてポーション作りをやっていこうか。
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「イネア、おはよう」
「カイ様、おはようございます。今日は早いですね」
「確かにそうだね」
朝起きて辺りを見渡すとイネアが自分のベッドに座っており、読書をしていたので挨拶をする。読書をしていたせいか少し驚いたような顔をしながらも挨拶を返してくれた。
まあそれはしょうがないだろうな。どうやらいつもより1時間程早く起きてしまったみたいだ。まあ遅く起きるよりもいいのだが今度は朝早く起きてしまうとはな。というかイネアはいつも1時間前から俺が起きるのを待っているのだろうか? だとしたらいくら読書で時間を潰せるとは言え大変だな。寝る時もいつも俺より遅いのだから。
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またまた真夜中の時間になった。今日も稽古をして昼寝をして食事を取り、また眠った。少し寝すぎな気もするが稽古では毎回体力を使い果たす程頑張っているので問題ないだろう。ただ、魔法の練習があまり出来ていないので練習する時間を作らないとな。
まあそこらへんはまた明日考えるとして……ポーションが出来ているだろうから見てみようか。
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下級HPポーション
レア度 コモン
HPを回復できるポーション。
回復量:HP30
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よし、ちゃんと出来ているみたいだな。確か下級HPポーション(劣)の回復量は20だったから1.5倍の差があるのか……創薬スキルの有無でも回復量の差が出来ていると思うがそれでもかなり差があるな。とはいえ、手間はこちらの方が大分掛かってしまうがその分良いポーションが出来たな。
この調子で下級HPポーションを作っていこうか。時間があれば劣でもいいのだが、時間を掛け過ぎると朝に支障が出てしまうと不味い。この部屋でポーションを作る時間は2時間程を目安に考えないとな。2時間程もあればポーションをいくつか作れそうだな。そうなると作業が大変になってしまうが作っておいて損はないからね。
新しく作ったポーションは……稽古の後に飲んでみようかな? 稽古の後って疲れているせいかHPが少し減っているからね。ただそれだけだと増えるばかりだから……イリスに頼んで村の皆にでも配ってもらおうかな? それくらいなら行動してもばれないと思うからそうしてみようか。少しでも死亡率を減らせるかもしれないからね。
ただもう少し回復量を増やしたいな。劣があるのなら優もありそうだが、創薬を取ったばかりの人に出来るとは思えないので魔石の大きさを変えていくか。このポーションはふわりんを使ったから次はスライムを使ってみるか。
そうと決まれば早速作っていこう。




