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75話 兄さんたちとするんだが

75話です! 見直しをしていたら文字が消えてしまったので投稿遅れてしまいました。こまめな保存は大切ですね。

 素振りに関してですが流石に回数が多すぎたと思ったので素振り回の回数を少なくしております。

「今日は少しばかり面倒事をやらなければならないから3人共稽古は庭を走って素振りをするだけでいいぞ」


 リビングに皆が集まった所で父親がそう宣言した。稽古が短くなることは構わないが面倒事とは何だろうか? 魔物の襲撃などの面倒事ではないと良いのだが。


「本当!? じゃあ午後はアルドーと遊ぶか!」

「んー、最近遊んでいなかったから僕も久しぶりに遊びにいこうかな?」

「それじゃあ一緒に行こうぜ」

「そうだね」


 マインズ兄さんはいつもの如く遊びに行くらしいがフレッツ兄さんは最近遊びに行かずに勉強や稽古ばかりしていたので珍しいな。気分転換にはいいだろうな。


「遊ぶのはいいが怪我などするなよ?」

「分かっているって!」


 マインズ兄さんは少し鼻歌をしながら料理を待つ。遊ぶことが待ち遠しそうだ。

 俺は午後から何しようかな? 今は筋肉痛などはないから家でゆっくりしなくても良さそうだな。なら久しぶりに狩りにでも行ってみようかな? 草原は時間的にあまり狩ることが出来ないので森に少し入り、魔物や動物などを探してみるか。後で母親に行っても良いか聞いてみようか。


 そんな事を考えていると食事が机に置かれた。


「それでは食べようか。この食にありつけることに感謝を!」

「「「「この食にありつけることに感謝を!」」」」


 そうして、朝食をゆっくりと味わってから兄さんたちと共に稽古を始めた。


「それじゃあ走ろうぜ!」

「兄さん、まずは準備体操からだよ」

「あ、そうだったそうだった!」


 ……このようなやり取りを既に何回か見ているので少し呆れつつも準備体操を始める。今日は体の調子が良さそうだな。狩りに行く予定なので気持ちが昂っているのかもしれない。……あ、母親に聞くのを忘れてた! 稽古が終わってから言えばいいか。


 準備体操を10分程しっかりやった所で走り出す。以前よりも走る速度は上がっている。1km辺り50秒ほど速くなっているんじゃないかな? 体感だから正確には分からないけどね。ただ一定の速度で走らなければ稽古で走る1時間程を完走することが出来ない。


 走り始めてから少ししたら兄さんたちも走り始めた。走り始めると兄さんたちも真剣だ。さぼろうとせずに自分を追い込む勢いで走り出す。走り方は少しおかしい気もするが個性と思える範囲だ。走る速さも一定であるがマインズ兄さんとフレッツ兄さんとの速さは違い、長男であるマインズ兄さんの方が速い。

 俺? 俺はフレッツ兄さんよりも少し遅いくらいだ。どうやら初めて稽古した時の走りは手加減していたらしい。そりゃあ稽古をしてきた兄さんたちもと同等の速さで走れるわけないか。

 

 1時間程無理しない程度に走り、少し休憩を入れてから素振りをしていく。


 そう思い木刀を持つとマインズ兄さんが一緒にやろうと声を掛けてきたので一緒にやることにする。一緒にやると1人でやるよりも気持ちが楽になり、相手の素振りを見ていると自分のいけないところが分かるので一石二鳥だな。

 

「それじゃあ数えんぞー! 1! 2!」


 マインズ兄さんが声を上げるとともに木刀を振り出したので声に合わせるように俺とフレッツ兄さんも素振りを始める。最初に素振りをやった時よりも疲れにくくなり、木刀を振ることによる手の痛みもほとんど無くなったので大分楽になった。本当にフォームって大切だ。


 兄さんたちの素振りをしている姿を見つつ素振りのフォームに気を付けながら素振りをやっていくと素振りの回数が900回に達したので素振りが終了した。これ以上やると体力の限界が来てしまうのでこのくらいで素振りは大丈夫だろう。


 そろそろ昼食なのでタオルで沢山掻いてしまった汗を拭き取ってから着替えてリビングに向かう。まだ母親には狩りの事を言っていないが午後の狩りは久しぶりなので楽しみだ。 

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