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73話 遅めの夕食なんだが

73話です! 


 昼食を食べ終えて、再びランニングと素振りを終えた所で稽古は終了した。昼食を食べる前だけでも大分体力が無くなっていたので午後からは本当に辛かった。だが兄さんたちは本格的な稽古だからかまだ稽古を続けているので体力が持つかどうか心配だ。


 稽古で疲れきった体を頑張って動かして軽く水浴びをし、汗まみれになったので服を着替えてから部屋に戻る。そして崩れるようにしてベッドに倒れ込む。もう今日は何もしたくないな。このまま眠ってしまいたい。もう寝てしまうか……。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


 目を覚ますと辺りが暗いことに気づく。体を起こして周りを見渡すを既に日が落ちて、暗くなっていた。部屋に誰もいないことを確認してから時計の魔法を使い現在の時刻を確認する。……20時みたいだな。

 結構寝たな。稽古が終わった時間が15時頃だったから5時間も寝てしまったか。それに夕食も食べていないからお腹が空いてしまったな。

 

 とりあえず部屋から出て何かご飯が余っていないか聞きに行ってみるかな。もしかしたら夕食が余っているかもしれないからね。


 そう決まったら早速行動だ。部屋を出てリビングに向かい、ノックをする。

 すると入ってきていいわよと母親の声が聞こえたのでドアを開けて中に入る。


「あら、カイ。起きたのね」


 どうやら母親は紅茶を飲んでくつろいでいたらしい。手には何やら紙が数枚を持っているので何か作業をしていたみたいだ。現在リビングには母親しかいないから普通に喋ってもいいかな。最近は皆の前でも普通に話していたりするけど。


「うん、稽古で疲れちゃったから」

「そうみたいね。カイも紅茶飲む?」

「紅茶も欲しいけどお腹が空いたからご飯を食べたいな。まだ何か残ってる?」

「ちょっと聞いてくるわね。カイは椅子に座ってなさい」


 と言いキッチンの方に向かっていく。メイドさんたちがまだ作業しているみたいだな。いつもお疲れ様です。俺は母親に言われた通りに座りますかね。


「少しだけ残っているみたいね。すぐに持ってきてくれるみたいだから少しだけ待ってなさい」

「うん」


 運が良いことにまだ残っているみたいだ。なら遅めの夕食を食べようか。食事が来るまでの間は母親と話をしていようかな。


「カイ、稽古はどうだった?」

「かなり辛かったよ。手には豆が出来たし、筋肉痛もあるからね」

「それはしょうがないわよ。フェンドの稽古は運動していない大人では耐えられないのだからしょうがないわ」

「そんな稽古を兄さんたちもやってきているから驚きだよ。よく今まで続けられたと思っているよ」

「今はしっかりとやっているみたいだけどマインズとフレッツは最初の頃は泣きながらやっていたわよ。稽古なんて嫌だ! と言いながらね」


 何だか簡単に想像出来てしまうな。今でも少し不満を言いながらもやっているのだから稽古をやり始めた時なんかは凄く嫌がってそうだ。


「同じ年齢で何時間も稽古をやっているのだからそうなるよ」

「そうね。その点カイは頑張っていると思うわよ。弱音を吐かずに頑張っているからね」

「まあ稽古をするまでに色々体動かしたりしていたからね。当時の兄さんたちより体力はあるはずだよ」

「それはそうね」


 と話しているとメイドさんがキッチンから現れて俺の前に食事を置いてくれる。スープとパンだな。スープの匂いを嗅ぐと腹がなりそうだ。

 俺はパンをちぎり、口に運んでいく。少し硬いが美味しい。


「それじゃあ私はそろそろ部屋に行くわね。カイも食べ終わったら部屋に戻るのよ?」

「うん、そうするよ」


 母親は数枚の紙を持ち、部屋から出ていく。そういえばあの紙は何が書いてあったのかな? まあいいか。食事を堪能して今日はもう寝よう。明日も稽古あるみたいだからね。

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