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71話 稽古はお休みみたいなんだが

71話です! 評価ありがとうございます。


 稽古があった次の日、ポーションのおかげか大分痛みが和らいで体を動かしても問題なさそうだな。  俺はベッドから降りて服を着替えていく。……寝着に変わっているという事は昨日倒れていた間に着替えさせてもらったみたいだ。汗まみれだっただろうから感謝せねばな。


 着替え終わった所でノックが響く。


「入ってきていいよー」

「失礼します……。カイ様もう動いてもいいのですか?」

「うん、もう大分治ったみたい。……こんなことしても大丈夫!」


 心配そうに見てきたイネアに俺は肩を回したり、屈伸したりして大分治ったことをアピールしてみる。その様子を見たイネアは少し安堵したみたいだ。


「そうですか。それは喜ばしいです。……そろそろ朝食の用意が出来ますよ。リビングまでお越し下さいね」

「うん、すぐ向かうよ」

「かしこまりました」


 イネアは軽くお辞儀をしてから部屋を出ていく。

 俺も部屋から出ようとするが念のためもう一度体の様子を確認しておく。……問題なさそうだな。一応ステータスの方も……ほとんど上限に近いのでこちらも大丈夫だな。さて、リビングに向かいますか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


「昨日は済まなかった」


 リビングに着き、椅子に座ると既に椅子に座っていた父親がいきなり頭を下げて謝ってきた。


「父上、こうして無事だから良いよ。でも次はもう少し手加減してね?」

「ああ、それは勿論だ。つい張り切ってしまったからな」


 稽古はかなり辛かったが俺たちを強くしようとしてくれていたのだから怒ってたりはしていない。ただもう少し加減をして欲しかった所だ。父親も反省しているようなので次の稽古はおそらく大丈夫だろう。それに……。


「お、来たみたいだな」


 ご飯が来たことに反応した父親の顔がかなり腫れているから既にお仕置きされたんだろうな。どんなお仕置きをされたのか少し怖くて聞けない。元凶だと思われる母親の方を見るとニッコリと笑顔でこちらを見た。……母親がやったんだな。


「それでは、この食にありつけることに感謝を!」


 父親が前世で言ういただきますを言い、朝食を食べ始める。少し遅れて俺たちもこの食にありつけることに感謝を! と言い、朝食を食べていく。


「今日の稽古は少し張り切ってしまったせいで3人共筋肉痛が酷いだろうからなしだが、明日からはまた稽古をしていくからそのつもりで頼むぞ」

「今日ないんだ! なら遊びに行ってもいいか?」

「良いが勉強の方も忘れるなよ?」

「分かってる分かってる!」


 稽古がないことに喜んだマインズ兄さんが朝食を食べる速度を速めた。遊べる事が嬉しいのだろうな。父親が家を離れている間、マインズ兄さんは稽古以外でほとんど家の中で過ごしていたからな。年齢的に言えば久しぶり遊べるのだからそのくらい喜ぶのは普通か。


「お父さん、僕は稽古していてもいい?」

「ああ、いいぞ。ただ無理はするなよ?」

「勿論だよ」


 フレッツ兄さんは遊ぶことよりも稽古をするようだ。最後まで素振りが出来なかった事を悔やんでいるのだろうか? 自分から鍛えることはいいことだと思うが、やり過ぎないようにして欲しいな。


「それでカイはどうするんだ?」

「今日は部屋で過ごす予定だよ」

「そうか。……なら勉強でもしてみるか?」

「勉強……?」


 勉強をすると言っても何をするんだ? 数学とか化学……いや、そもそもファンタジーな世界に化学を研究している人なんて転生者くらいだと思うが。道徳とか歴史になるのか?

 まあ父親に聞いてみれば分かるか。


「どんな勉強をするの?」

「今は文化や礼儀作法に貨幣について勉強すると良い。勉強して退屈だと思うかもしれんが今後貴族として覚えなくてはならない事だから早めに覚えた方がいいぞ?」


 確かに後々覚えなくてはならないだろうけど文化と貨幣はありがたいが礼儀作法か……。堅苦しいの苦手なんだよな。まあ苦手だからこそい今の内からやっておくのもありだとは思うが。5歳の時までに覚えればいいかも知れないのだが早めに覚えておこう。


「うん、勉強してみる」

「そうか。なら本を持ってくるように言っておこう」


 なら本が部屋に来るまでのんびりしていようかな。軽くストレッチをするのもいいかもしれない。ただ筋肉痛が酷い所はやらない方がいいかもしれないな。ポーションのおかげでそこまで酷い筋肉痛は無いようだけど。


「勉強かー。勉強よりも遊んだ方が楽しいんだよなー」

「マインズの場合はもっと勉強しないといけないんだがな?」

「うっ、それは分かってるけどなあ……」


 まあ気持ちは分からなくもないな。部屋で黙々と勉強するか外で遊ぶかどっちがいいかと聞かれれば外で遊ぶ方を選ぶだろう。


「まあ勉強は帰ってからやればいいや。ご飯も食べ終わったから遊びに行ってくるー!」

「日が暮れるまでに帰りなさいよ?」

「分かってる分かってる!」


 マインズ兄さんは飯を食べ終えてすぐにリビングを出て遊びに行った。元気なことはいいのだが……元気過ぎるんだよな……。


 俺も早く食べ終えてのんびりしていようか。

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